赤ちゃんが下痢をしていると、離乳食は止めるべきか、このまま続けるべきか悩むママは多いでしょう。赤ちゃんも大人と同じで、体調が悪い時は無理は禁物です。
今回は、 下痢 をした際の 離乳食 について、知っておきたいことをまとめました。
知っておきたい!下痢の時の離乳食について
そもそも赤ちゃんの下痢とはどんなもの?
そもそも下痢とはどのような状態か、見わけは難しくなかなか下痢に気付けないママも少なくありません。
特に母乳育児をしている赤ちゃんの便はいつも軟かく回数も多いので、下痢と判断するまで時間がかかる場合があります。個人差があるので明確な基準はありませんが、目安として実際に下痢とはどのような症状なのかまとめました。
- 便の回数が増えた
- 便が水っぽい
- 嘔吐もしている
- 熱もある
下痢の原因とは?
下痢の原因にもさまざまあります。
ウィルスや細菌による胃腸炎
- 有名なものには、ノロウィルスやロタウィルスがあります。
離乳食スタート直後の下痢
- 離乳食を開始するのが、早すぎた可能性があります。赤ちゃんの消化機能が未発達なために、離乳食で食べたものがうまく消化できず、体の負担となっているのです。
食事によるもの
- 冷たいものを食べた、何かの食材にあたってしまった、何かの食材を食べすぎたなどの可能性があります。
食物アレルギーによるもの
- 食物アレルギーの発症率が高い食材(卵、小麦粉、乳製品など)を食べた後すぐに下痢をしてしまう場合は、食物アレルギーの可能性があります。下痢の症状以外にも、発疹や呼吸困難などの症状が出たら要注意です。
抗生物質の服用によるもの
- 抗生物質を服用していませんでしたか?大人でも抗生物質を服用すると便がゆるくなってしまうことがあります。それは、腸内細菌のバランスが崩れているからです。赤ちゃんも同じで抗生物質の服用により、腸内環境が悪くなっている可能性があります。
冷えによるもの
- お腹や足を出していると体全体が冷えて、下痢の原因になってしまいます。特に夏は外は暑いですが、室内は冷房で冷えきっているので注意が必要です。
下痢をしたら離乳食は止めるべき?判断基準は〇〇!
赤ちゃんに食欲はありますか?下痢をしている際に離乳食を続けるか続けないかの判断基準は、ずばり「食欲」です。下痢をしていても、食欲があれば離乳食は続けても大丈夫ですが、食欲がない場合は、無理に続ける必要はありません。
食欲がなく、離乳食をあげようとすると機嫌が悪くなる、母乳やミルクで満足している場合には、離乳食や一旦止めることをおすすめします。その代わり、母乳やミルクでこまめに水分補給をするようにしてください。
赤ちゃんがぐったりしている、脱水症状を起こしているなどの場合には、かかりつけの医師にすぐに相談しましょう。
離乳食を開始するタイミングは、下痢が治ってからか食欲が出てきてからです。離乳食を再開する場合は、まずは消化の良いものを、少量ずつ与えて様子を見るようにしてください。
食欲がある赤ちゃんには消化の良い離乳食を!
下痢をしていても食欲があって食べたそうにしている、ご機嫌よく食べるというようであれば、離乳食を続けても大丈夫です。
その際は、小麦・砂糖・体を冷やす食べ物(南国にできるもの、夏に収穫できるもの)・乳製品・お菓子・ジュース・柑橘系の果物は避けるようにしてください。
いつもより柔らかめのお粥、お味噌汁の上澄み、だし汁、ボーンブロス、すりおろしたりんごなどは、あげても大丈夫です。通常の離乳食に戻すタイミングは、下痢が治ってからです。もとの離乳食に戻す際は、少量ずつ与えるようにしてください。
ボーンブロスの作り方
骨付きの鶏肉をお鍋でことこと煮ます。肉が骨から取れて、くたくたになるくらいまで煮ましょう。途中でお水がなくなってくると思いますので、こまめに足すようにしてください。
スロークッカーがある方はそちらを利用しても構いません。温かくてコラーゲンがたっぷりのボーンブロスは、腸内環境をよく整えてくれます。
医者に相談をした方が良い場合
食欲があって食べることができていても、下痢が1週間以上長引く、熱が下がらない、ぐったりしている、脱水状態、便に血が混ざっているなどの場合には、かかりつけの医師に相談してください。
まとめ
知っておきたい!下痢の時の離乳食について
そもそも赤ちゃんの下痢とはどんなもの?
下痢の原因とは?
下痢をしたら離乳食は止めるべき?判断基準は○○!
食欲がある赤ちゃんには消化の良い離乳食を!
医者に相談をした方が良い場合