離乳食 で 牛乳 を使うにはどのように進めればよいのでしょうか。
牛乳はカルシウムが豊富で赤ちゃんの成長のためにも摂取していきたい品目のひとつではありますが、牛乳アレルギーや消化不良を起こすことを懸念してしまい、牛乳を与えることを躊躇するお母さんも多くいます。
離乳食での牛乳の進め方や注意点をいくつかご紹介いたします。
離乳食の牛乳はいつから大丈夫? ~進め方や注意点~
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赤ちゃんは牛乳をいつから摂取しても良いのでしょうか
乳製品は離乳食初期の生後6ヶ月あたりからヨーグルトを与えるお母さんが多いです。
ヨーグルトなどの発酵されている乳製品は牛乳に比べて消化不良を起こしにくく、牛乳アレルギーも引き起こしにくいです。
これはタンパク質の分子の大小が関係しています。
発酵されている乳製品は、乳酸菌といった酵素で分解されて小さな分子のタンパク質に変わります。
そのため消化吸収がしやすく、牛乳アレルギーも引き起こしにくいのです。
一方、牛乳はタンパク質の分子が大きく、消化不良や牛乳アレルギーを引き起こしやすいです。
牛乳を与えるのは離乳食にも慣れてきた離乳食中期の生後8ヶ月以降にしましょう。
牛乳の与え方の注意点を知っておきましょう
牛乳を与える時に温めることで消化吸収を助けてくれます。
離乳食でパン粥として鍋で温めてあげたり、ホワイトソースを作ってあげたりとメニューのレパートリーは増えるメリットがあります。
温めてあげても牛乳アレルギーが抑えられることにはなりませんので、注意してください。
摂取量としては、牛乳を小さじ1から与えてアレルギー反応が出なければ少しずつ量を増やしていきましょう。離乳食中期の間は多くても100gまでを目安にしてください。
アレルギーが心配であれば、日中かかりつけ医がやっている時間帯にしましょう。アレルギー症状は1回目の摂取より2回目以降が出やすいといわれています。
牛乳を与える時間と量を注意しながら進めていきましょう。
そのまま飲ませるには1歳過ぎが良いでしょう
離乳食として牛乳を調理せずにそのまま飲ませる場合は消化機能が発達してきた1歳過ぎからにしましょう。冷たいままではなく、人肌~常温くらいまで温めてあげると飲みやすいです。
また、牛乳を与える前にフォローアップミルクを使うこともおすすめします。
フォローアップミルクも栄養が豊富ですが、こちらも消化には負担がかかります。フォローアップミルクで消化吸収に慣れてから、牛乳を薄めるなどして与えるのも良いでしょう。
焦らずに赤ちゃんのペースで観察しながら進めていきましょう。
牛乳は鍋で温めてもレンジで温めても大丈夫です
鍋で牛乳を温める時は焦げ付かないようにかき混ぜながら温めると失敗しません。鍋でいちいち温めるのは面倒と思う方は、電子レンジが便利です。
電子レンジの機種にもよりますが500Wを2分~2分30秒ほど温めると溢れださずにホットミルクが作れます。
最近は電子レンジの機能で牛乳あたためモードがある機種があります。
調理しないでそのまま飲ませるときには電子レンジのあたためが時短にもなり、余計な洗い物が出ることもありません。
牛乳を使った離乳食メニューをご紹介します
パン粥
牛乳50ccに対して食パン(6枚切り)1/6枚の白い部分を鍋に入れてひと煮立ちさせれば完成のお手軽メニューです。忙しいお母さんにはとても嬉しい一品です。
ホワイトソース
牛乳300ccに対して薄力粉大さじ2、バター大さじ2で作れます。バターを鍋で溶かして薄力粉がダマにならないようにヘラで混ぜて炒めます。そこに牛乳を少量ずつ混ぜながら溶いでいきます。
小分けにして冷凍保存できます。グラタンやドリアを作ったり、ソースの代用にもできますので便利です。
卵なしバナナホットケーキ
牛乳140ccに対してホットケーキミックス150gとバナナ1本で作れます。バナナを一口大に切ってホットケーキミックスと牛乳と一緒に混ぜ合わせてフライパンで焼くだけです。
作ったものは冷凍保存できます。大きめに作って食べやすい大きさに切って保存すると使いやすいです。
まとめ
離乳食の牛乳はいつから大丈夫? ~進め方や注意点~
赤ちゃんは牛乳をいつから摂取しても良いのでしょうか
牛乳の与え方の注意点を知っておきましょう
そのまま飲ませるには1歳過ぎが良いでしょう
牛乳は鍋で温めてもレンジで温めても大丈夫です
牛乳を使った離乳食メニューをご紹介します