「りんごの離乳食で便秘予防・解消も(前編)」では、りんごの良い効果についてご紹介致しました。後編では、どのように 離乳食 において りんご を取り入れるのか、そのレシピをご紹介致します。口腔アレルギーもありますから、りんごを与える際には注意して与えるようにしましょう。
りんごの離乳食で便秘予防・解消も(後編)
離乳食でのりんごの取り入れ方
りんごが持つ食物繊維は加熱しても失われることはないので煮りんごにしたり焼きりんごにするだけでも食感が変化して楽しめます。離乳食期はまだ十分に歯が生え揃っていません。
りんごは離乳初期(5~6ヶ月)から食べる事は可能ですが離乳初期はすりおろす、煮る、レンジで温めるなどの方法で柔らかく食べやすくしてから与えましょう。
すりおろしたりんごはご飯がゆやパンがゆ、鱈などと和えただけでもメインメニューになり栄養価も高く離乳食には非常に使いやすい食品です。
離乳食後期にはホットケーキミックスなども使えるようになるためすりおろしたりんごを始め煮て柔らかくした果物類を加えてフライパンで焼くことでパンケーキなどのおやつもできます。
それ以外にもりんごを使ったおやつやおかずのレシピを紹介します。
りんごとサツマイモの甘煮
りんご・サツマイモ共に離乳初期から離乳食に取り入れる事が可能な食品です。共に1カップ程度の水に入れて煮ます。りんごはすりおろしてサツマイモは小さめに切って手でつぶせるくらい軟らかく煮るようにしましょう。
同じく離乳食初期から取り入れる事ができるバターを風味付けで少しだけ煮汁に入れます。バターは塩分が多いため離乳食に使う場合は無塩タイプを使用します。またカロリーも高いため小さじ1/4程度にしましょう。共に煮ると甘みが増すため砂糖は入れなくても十分です。
そのまま食べても良いしヨーグルトに混ぜるのも良いでしょう。サツマイモ同様バナナも離乳初期から与える事が可能なため同じ調理法でバナナに替えても良いでしょう。
りんごとみかんの寒天ゼリー
みかんも離乳初期(5~6ヶ月)から離乳食に取り入れる事ができます。ビタミンCや食物繊維を豊富で免疫力をアップさせ風邪など病気を予防するため離乳食に取り入れたい食品です。しかし酸味を嫌がる場合は加熱調理することをお勧めします。
アレルギー反応を起こす場合もあるため初めて与える場合は少量から与えてください。りんごとみかんを小さめに切りりんごジュースまたはオレンジジュースで煮ます。りんごが少し柔らかくなって来たら粉寒天を入れて混ぜます。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて固まったら完成です。
ただしこのデザートを食べさせる場合は注意が必要です。粉寒天の量が多いと非常に硬めなゼリーになってしまい誤嚥の危険性があるため粉寒天の量は少なくして柔らかめなゼリーにしましょう。
また粉寒天と同じ作用のゼラチンはアレルギー反応を起こす場合もあるため1歳を過ぎてから使うようにしましょう。
りんごを与える場合の注意点
りんごは栄養価も高く便秘の予防・解消にも良いため離乳食には非常に取り入れやすい食品として注目されています。しかし口腔アレルギーを起こしやすい食品の一つでもあります。
口腔アレルギーは喉の奥や唇、舌のかゆみや痛みを発生させます。さらに吐き気や下痢などの消化器にも影響を及ぼします。ひどい場合は喘息発作を起こす場合もあるため初めて与える場合は試験的に少量を与え徐々に量を増やしていきましょう。
まとめ
りんごの離乳食で便秘予防・解消も(後編)
離乳食でのりんごの取り入れ方
りんごを与える場合の注意点