赤ちゃんがおっぱいやミルクから固形のものを口にするように練習をしていくのが、 離乳食 です。育児書に 進め方 などが書いてありますが、思うように進まないことも多くあります。離乳食を上手に進めるには何かコツがあるのでしょうか。
離乳食の進め方にコツはあるの?
育児書通りには進まないものと理解する
育児書やインターネット上の情報を見ていると、離乳食の進め方はたいてい「生後○ヶ月から」というような月齢を元に書かれています。そのような情報を見ていると、書かれている通りに離乳食が進まないと「うちの子、遅れているのかな?」と不安になってしまいます。
ですが、体の成長と同じように、離乳食も育児書などに書かれている通りには進まなくてもいいのだ、と考えておきましょう。
赤ちゃんの体重の増え方や首・腰のすわり具合に個々の差があるように、離乳食の進め方にも個々の差があっていいのです。あせらず、赤ちゃんの成長に合わせて進めてあげるようにしましょう。
初めての離乳食を拒否されたらどうすればいいの?
離乳食にチャレンジしてみるのは、生後5~6ヶ月頃とされています。ママとしては、赤ちゃんが口を開けてもぐもぐゴックンしてくれることを期待してしまいます。
初めはうまくいかないかな?と思っているママでも、赤ちゃんが一度口にした離乳食をベーっと出してしまうことは想像するかもしれません。ですが、中にはスプーンを口に近づけることすら嫌がる赤ちゃんがいることを知っておきましょう。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにとって、おっぱいや哺乳瓶以外のものは「未知のもの」ですから、スプーンを嫌がられたり口に入れた離乳食を出されたりしても、ママが落ち込む必要はありません。
そのような場合は「今日は嫌なのね」と赤ちゃんに話しかけて、一週間後くらいに再度チャレンジするようにします。
離乳食の進め方の「目安」とは
生後5~6ヶ月頃に離乳食を始めるのが目安とされています。大人がご飯を食べている様子を見て赤ちゃんが口をもぐもぐ動かしたりする様子が見られるようになったら、赤ちゃんが食べものに興味を持っている証拠です。そろそろ離乳食の準備を始めても良いかもしれません。
この時期の離乳食はすべてすりつぶしたものをあげるようにします。離乳食の頻度は1日に1回、1さじです。
生後7~8ヶ月頃になり、すりつぶした離乳食が上手にゴックンできているようであれば、離乳食を舌でつぶすことができる固さのものに変えてみましょう。この頃には離乳食を1日2回に増やし、使う食材を少しずつ多くしていきます。
生後9~11ヶ月頃になれば、歯茎でつぶすことができる固さのものにチャレンジできます。離乳食の回数も1日3回に増やし、大人・家族と一緒になってご飯を食べる楽しさを分かち合いましょう。
生後12ヶ月以降になると、自分から「食べたい」という欲求も見られるようになってきます。歯茎で噛むことができる固さのものが食べられるようになってきますので、手づかみで食べることができるものなどを離乳食にしてみましょう。
初めての食材はすべて「1回1さじ」から
離乳食を始める際に気をつけたいのが、アレルギーです。初めて口にしたもので、重篤なアレルギー症状を起こしてしまわないためにも、赤ちゃんが初めて食べる食材はまず「1回1さじ」とします。
食後、30分から1時間ほど経っても発疹などが見られなければ、その食材は赤ちゃんにとって大丈夫なものとみなします。
一度に色々な食材を与えてしまってからアレルギー反応が出ると、どの食材がアレルゲンなのか判断ができなくなってしまいます。初めて食べさせる食材は必ず単独で口にするように心がけましょう。
まとめ
離乳食の進め方にコツはあるの?
育児書通りには進まないものと理解する
初めての離乳食を拒否されたらどうすればいいの?
離乳食の進め方の「目安」とは
初めての食材はすべて「1回1さじ」から