そろそろ離乳食を始めたいけど、「いつ始めたらいいのか……」「何をどのくらいあげたらいいのか……」という 離乳食 の 進め方 についての悩みを解決します。
食事の内容や量の目安、簡単・お手軽な離乳食もご紹介しますので参考にしてみてください。
初めての離乳食の進め方(前編)
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離乳食を始める時期
離乳食を始める目安は、月齢でいうと、生後5カ月頃です。
月齢の他、赤ちゃんの首がすわり、支えながら座ることができる、人が食べているところをじっと見る、よだれの量が増えてきた、口をもぐもぐ動かすようになった、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなってきた、などの様子が離乳食開始の目安となります。
これらの目安をすべて満たす必要はありません。目安となる兆候がいくつか見られ、毎日赤ちゃんのお世話をしているお母さん(お父さん)が、そろそろだなと思ったら始めてみてください。
離乳食スタート・最初の1カ月
最初はお米から与えます。1日1回10倍粥をすりつぶしたものを小さじ1から始めます。3日ほど様子を見て食べられそうなら、2さじに増やします。2週間目で3さじ、3週間目で4さじ、4週目で5さじと少しずつ量を増やします。1カ月後の1回の目安は小さじ5~7です。
10倍粥は炊飯器で簡単にできます。大き目の湯のみなどの陶器か耐熱容器にお米大さじ1、水大さじ10を入れ、炊飯器の中央に置いてそのまま炊きます。できたらすりつぶして、使いたい分ずつ小分けにして凍らせれば、必要なときに電子レンジで加熱して使えます。
次に野菜です。野菜は、離乳食開始後2週目から始め、最初は小さじ1から与えます。食べられそうなら、3日ごとに小さじ1ずつ増やします。様子をみながら生後6カ月頃までは5~7さじを目安にします。初めて与えるものは1日1種類、1さじにします。
かぼちゃ、いも類、大根、人参、玉ねぎ、ほうれん草、キャベツ、白菜などの野菜があげやすいです。調味料は使いません。
野菜は茹でるか電子レンジで加熱し、切り刻んですりつぶし、お湯で伸ばしてすりつぶした10倍粥とおなじぐらいなめらかにします。片栗粉で少しとろみをつけると食べやすくなります。余った分は使いたい分ずつ小分けにして冷凍します。
野菜は種類が多い分手間も増えますので、大変だと感じたら、薬局やベビー用品点にお湯を注ぐだけで簡単にできる便利なものが売っているので上手に利用する手もあります。
まだまだ食べることに慣れさせる時期なので、母乳またはミルクは減らさず、欲しがるだけ与えます。
後編では、タンパク質を含む食材の与え方や注意の必要な食材についてご紹介します。
まとめ
初めての離乳食の進め方(前編)
離乳食を始める時期
離乳食スタート・最初の1カ月