赤ちゃんの離乳食が始まり、そろそろバナナを始める頃でしょうか。お粥や野菜はなかなか食べてくれなくても、バナナならよく食べてくれる赤ちゃんも多いです。
そこで今回は、 離乳食 初期 における バナナ の進め方について、知っておきたいことをまとめました。
知っておきたい!離乳食初期のバナナの進め方について
バナナはいつから離乳食に取り入れられるの?
バナナは、生後5~6ヵ月の離乳食初期から取り入れることができます。まずはお粥に慣れてから、バナナを始めるようにしましょう。バナナは、果物の中でも比較的消化も良く、栄養も豊富で、調理も簡単なためおすすめです。
またバナナは、甘みも強いため、お粥や野菜を食べなくてもバナナなら食べてくれた、また、苦手な食材とバナナを混ぜることで、苦手な食材を克服できたというようなケースも多数あります。
バナナはどれくらい与えたらいいの?
離乳食初期でしたら、1回の食事につき、バナナは15g程度(バナナ1/6本)を目安にあげるようにしましょう。初めてあげる際は、一口あげてから一時間程度アレルギー症状が出ないかなど、様子をみてください。
バナナを離乳食に取り入れる際の注意点は?
バナナを離乳食に取り入れる際には、以下の点に注意しましょう。
食物アレルギーの可能性がある
バナナで、食物アレルギーの症状が出る可能性があります。赤ちゃんがアトピー体質である、すでに他の野菜や果物などでアレルギー症状が出ているなどの場合には、バナナをあげる際には注意してください。
まずは他の食材と混ぜずに、バナナだけを単体であげるようにし、少量ずつあげます。また必要であれば加熱もするようにしましょう。バナナの加熱方法は、後程ご紹介いたします。
下痢、湿疹、アナフィラキシーショックなどのアレルギー症状が出た場合は、すぐに病院に相談してください。
体が冷える
バナナは南国にできる食物です。南国にできる食物は、体を冷やす傾向にあります。特に寒い冬などに毎日バナナを食べていれば体が冷えて、免疫力も下がってしまいますので、あげる頻度にも気をつけましょう。
甘いものしか食べなくなる可能性がある
砂糖のかわりにバナナを甘味料にしているお菓子のレシピもあるぐらい、バナナの甘みは強いです。そのため、バナナの甘みに離乳食初期から慣れてしまうと、後から苦みの強い食材などが食べられなくなってしまう可能性があります。
バナナを開始するタイミングをよく考えてから、離乳食に取り入れましょう。
バナナの調理方法と保存方法
バナナは、生でも加熱されたものでも食べられますし、冷凍保存も可能です。バナナは常温保存だと、1週間ほどでだめになってしまうことが多いですが、冷凍しておくと1~2週間はもちます。ここではバナナの調理方法と保存方法についてまとめました。
バナナを長持ちさせる保存方法
まずバナナを買ってきたら、冷蔵庫で保存しましょう。その際は、一本ずつばらしてサランラップで包むことがおすすめです。そうすることで、バナナの劣化を遅らせることができます。
バナナの加熱方法
アレルギーが心配な方は、バナナを加熱するようにしましょう。加熱方法は、他の野菜を加熱する際と同じように、細かく刻んだものを水と一緒に鍋でコトコト煮てください。
他の野菜にバナナを混ぜてあげる場合は、一緒に鍋に入れて煮ることもできます。電子レンジでもできますが、電子レンジの電磁波の影響を考えると、赤ちゃんの食事に電子レンジの使用は控える方が良いでしょう。
生であげる場合
離乳食初期の場合は、すりつぶしたバナナをまずは用意しましょう。そのまますりつぶしたものをあげても良いですし、お湯、母乳、ミルクなどでのばしてあげても良いです。
冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は、他の野菜と同じように、あらかじめ加熱したものやすりつぶしたものを小分けにして冷凍してください。もしくは、バナナを丸ごと一本、または1回分の大きさにカットしたものを冷凍し、使用する際はすりおろして使うということもできます。
バナナを丸ごと冷凍する際は、皮を剥いてサランラップに包んで冷凍しましょう。皮ごと保存してしまうと、皮を剥くのが大変になってしまいます。
まとめ
知っておきたい!離乳食初期のバナナの進め方について
バナナはいつから離乳食に取り入れられるの?
バナナはどれくらい与えたらいいの?
バナナを離乳食に取り入れる際の注意点は?
バナナの調理方法と保存方法