離乳食をあまり食べないと悩んでいるママたちは多いと思います。はじめからたくさんの量を食べてもらえたらママも大助かりです。しかし赤ちゃんにとっては母乳・ミルク以外で初めて口にするものです。抵抗を感じたり嫌がったりする事も不思議ではありません。
今回はなぜ 離乳食 を 食べない のか原因を探ってみました。
離乳食を食べないのは食事の見直しが必要?
原因は過去の嫌な経験?
離乳食を食べない大きな要因として、過去に赤ちゃんが嫌なものを口にした経験が大きく影響します。
最も考えられるのは医者から処方された薬です。離乳食を食べている頃の月齢では徐々に粉薬も処方されるようになります。シロップタイプは甘みも強くあまり抵抗なく飲んでくれる赤ちゃんが多いです。
一方粉薬の場合そのまま口に入れると嫌がる赤ちゃんが多いため、飲み物や食べ物に混ぜて飲ませます。しかし敏感な赤ちゃんは粉薬のザラザラした食感や苦みに反応して激しく拒絶します。
このように過去の経験から口に入るものに対するトラウマで、結果的に離乳食を食べないという赤ちゃんがいます。
原因は噛みにくいもの?
ママの心理として体に良い緑黄色野菜や魚などは積極的に離乳食に取り入れたいと考えます。しかし離乳食を始める頃の月齢はまだ歯が十分に生え揃っていない為、歯で噛み切るような食べ物は非常に食べにくいのです。
特に繊維があり噛み切りにくい葉物野菜や、大きめな塊の物は赤ちゃんが飲み込みづらいと感じます。歯が生え揃うまでは歯茎でも潰せる程度の硬さのものを与えましょう。
原因は間食をさせ過ぎ?
母乳・ミルクから1日3食の離乳食に完全移行するまでの間は、食事回数や食事と食事の間隔に慣れされる為に間食を上手に利用する必要があります。
但し食事をとる量にも影響が出てしまうので、子供に要求されるままどんどんお菓子を与えてしまう事は避けましょう。またお菓子は濃い味付けのものが多くあります。人間の味覚は10歳ころまでに完了するといわれています。
その為幼い頃から塩分・糖分過多の味付けに慣れてしまうと、薄味の手作り離乳食を用意しても物足りなさを感じ離乳食を食べないという傾向があります。大きく成長してから薄味に戻す事は非常に難しくなります。
濃い味付けばかりを摂取すると将来的に生活習慣病になる可能性が高くなるので注意しましょう。
離乳食を食べさせるための工夫
噛み切りにくい食材はジューサーやすり鉢を使ってすり潰した状態で使うことをお勧めします。柔らかいものばかり食べさせるとあごの発達などへの影響が心配になるかもしれません。しかしそれ以上に離乳食を積極的に食べない事の方が大きな問題です。
まず食べるように習慣づけ、クリアできたら歯の生え方に応じて食材の大きさや硬さを見直すようにしていきます。また離乳食は出来る限り薄味が基本としますが、苦味や酸味は嫌煙する赤ちゃんが多いので離乳食開始当初は抑え気味で味付けをしましょう。
離乳食を食べない日々が続くとママは非常に心配になります。元気がなければ病気が疑われますが、機嫌がよく元気に動き回っているのであれば栄養は十分といえます。
この頃の赤ちゃんは与えられた離乳食に対しての不満だけでなく、眠気や気分が向かないというだけでも食べない事があります。食べる量が少なく心配の場合は少ない量でも栄養価の高いメニュー作りを心掛けましょう。
そして離乳食に興味を持ち始め食べる量も増えてきたら与える量を少しずつ増やしていきましょう。
ママの心構え
赤ちゃんが離乳食をほとんど食べずグチャグチャにしたりこぼしたりする遊び食べはママのストレスを増幅させます。しかし遊び食べは子供の好奇心から起す行動です。いわゆる成長過程での学習という事です。つい大声で叱りたくなりますがそれは逆効果です。
離乳食に興味を持ち始めているにもかかわらず叱ったために食事の時間自体を嫌がるようになる可能性もあります。食事中は出来る限り叱る事は避け、食事はうれしく楽しいものという認識を持ってくれるようにします。
その為には離乳食をあまり食べない赤ちゃんが少しでも口に運んだらたくさん褒めてあげます。褒められる喜びから意欲的に食べるようになります。
離乳食は毎日繰り返されるものです。食べない事が続くと非常に心配にもなりストレスもたまります。しかし毎日の事だからこそ一回の食事を満足にしなかったからとストレスを溜めずに、問題点を探して長い目で少しずつステップアップしていくように心掛けましょう。
まとめ
離乳食を食べないのは食事の見直しが必要?
原因は過去の嫌な経験?
原因は噛みにくいもの?
原因は間食をさせ過ぎ?
離乳食を食べさせるための工夫
ママの心構え