値段も手頃で料理に使いやすいツナ缶は骨や皮が取り除かれ、離乳食にも便利な食材のひとつです。ぜひ活用してほしい食材ですが、原材料や油、塩分など、赤ちゃんに与える際は注意も必要です。
離乳食 で使う ツナ缶 の注意点と活用のコツをまとめました。
離乳食に便利なツナ缶!注意点と活用法
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使えるのは中期から!原材料も確認しましょう
多くのツナ缶には油や塩分が含まれているため、そのまま与えると赤ちゃんの消化に負担となってしまいます。離乳食の初期は使わずに、離乳食を始めて3~4ヵ月経った中期から使うようにしましょう。
また同じツナ缶でも原材料をよく見ると、それぞれ少しずつ異なります。びんながまぐろ、きはだまぐろ、めばちまぐろなどが使われますが、まぐろとカツオの両方を使っているツナ缶もあるようです。
アレルギーの心配もあるため、最初は少しずつ様子をみながら与えるようにしてください。中期以降、赤ちゃんがまぐろもカツオも食べられるようになってから使うと安心です。
塩分無添加の水煮がおすすめ
市販のツナ缶はオイル漬けが主流ですが、離乳食には塩分無添加で水煮のツナを使いましょう。オイルや塩分が含まれたツナを使う場合は、小さめのザルにツナを入れ、たっぷりの熱湯を回しかけ、しっかり油と塩分を抜いてから使うようにしてください。
この場合お湯で栄養分も流れてしまうため、できれば塩分無添加の水煮を使うといいでしょう。
最近は缶だけでなくパウチ型のツナも販売されています。自分が買いやすく、使いやすいツナを探してみましょう。
まぐろだけど水銀は大丈夫?
妊娠中、まぐろは水銀汚染を避けるため食べないようにしていたママも多いと思います。まぐろを赤ちゃんに食べさせても大丈夫か心配に思われるかもしれませんが、ツナ缶は食べさせても大丈夫です。
ツナ缶には小型のまぐろが使われ、水銀の蓄積量が少ないためです。安心して赤ちゃんにあげましょう。
DHAやEPA、カルシウムや鉄分など栄養が豊富!
ツナ缶には魚の栄養がそのまま、しかも豊富に含まれています。特にたんぱく質、DHA、EPAが多く含まれています。
たんぱく質は筋肉や血液の基になりますし、DHAは脳を活性化し、記憶力をよくする効果が期待できます。EPAは血液をサラサラにし、血栓予防となります。
さらにツナ缶には鉄分やカルシウムも含まれるので、授乳期のママにもおすすめです。母乳を通じて赤ちゃんにも栄養をあげることができます。離乳食に限らず、大人の料理にも活用しましょう。
パサつきには汁やとろみで食べやすさUP!
水煮のツナや油抜きをした場合、どうしてもパサつきが気になってしまいます。せっかく作っても口当たりがよくないために赤ちゃんが食べてくれないこともあるようです。赤ちゃんにあげる前に汁ものにするか、片栗粉でとろみをつけて食べやすくしてあげましょう。
大根やかぶと一緒にだし汁で煮て、とろみをつけてあげるのもおすすめです。キャベツと一緒に煮るとビタミンCがカルシウムの吸収を助けてくれます。もちろん他の野菜でもおいしく調理でき、飽きずに食べさせることができます。
ツナ自体にしっかり味がついているので、味付けはしなくてもいいかもしれません。赤ちゃんに向けのごく薄味になるよう、味見をしながら調整してください。
てづかみ食べやおやつにもOK!
後期になると手づかみ食べができるようになるので、おにぎりに混ぜてもいいでしょう。少量のマヨネーズと和え、サンドイッチにもできます。
ツナ入り卵焼きもおすすめです。また、潰したじゃがいもやさつまいもなどと混ぜ、形を整えて焼けば「お焼き」にもなり、簡単なおやつにも使えます。
冷凍保存も可!和洋問わず、賢く幅広く活用しましょう
栄養豊富なツナ缶は栄養だけでなく、使いやすさも大きな魅力です。
出汁で煮れば和風になりますし、ホワイトシチューやトマトソースにもよく合います。お肉の代わりにオムレツやグラタンの具にもできます。使える料理は非常に幅広く、保存期間も長いため使い勝手が非常によい食材です。
離乳食で1缶使い切るには量が多いかもしれませんが、余ったツナは冷凍保存が可能です。ほぐしてから製氷機などで小分けにして冷凍しておきましょう。離乳食には1週間ほど、大人の料理には1ヵ月を目途に使ってください。
ツナ缶は注意点さえ気をつければ、とても便利で使いやすい、栄養豊富な優秀食材です。離乳食にも大人の食事にも、どんどん活用していきましょう。
まとめ
離乳食に便利なツナ缶!注意点と活用法
使えるのは中期から!原材料も確認しましょう
塩分無添加の水煮がおすすめ
まぐろだけど水銀は大丈夫?
DHAやEPA、カルシウムや鉄分など栄養が豊富!
パサつきにはスープやとろみで食べやすさUP!
てづかみ食べやおやつにもOK!
冷凍保存も可!和洋問わず、賢く幅広く活用しましょう