留学生 は 英語 を学びに行くのではなく、英語で学問を学びに行くはずです。その時、英語は学問を学ぶためのツールとなります。
ですので、英語を日常的に使う環境にない日本人には英語を学びながら学問を学ばなくてはなりません。
英語は留学生が学問を学ぶためのツール
学校は英会話教室ではない
子どもが小学生であれ大学生であれ、全く英語がわからないまま小学校や大学に飛び込んでも、学校はお構いなしに英語で授業を行います。
英語がわからない子だけを集めて補講を行ったりすることはほぼなく、英語が良くできる子とあまりできない子とにわけて英語クラスを行うといった対応がほとんどですので、自分の子供が全く英語を理解できないのであれば、家で親が教材を用意して教えたり、学校が終わってから英会話教室に通うなど自助努力で、なるべくはやく英語で行われる授業についていけるように英語を理解する必要があります。
短期間で英語を身につける
転勤や海外留学で英語がまったくわからない子どもをインターナショナルスクールに転校させる場合、子供の年齢に関らず、まずは発音を覚えることがファーストステップと言えるでしょう。
日本では小学3年生からローマ字を習いますので、ローマ字が十分読み書きできる年齢であれば、なおさらフォニックスでアルファベットの単語1つ1つにはローマ字以上にたくさんの発音があることを知り、声にだせるように練習することが一番重要です。
単語は絵で・文章は動画で
アルファベットの発音方法を覚えたら、単語はできるだけYouTubeにアップされている動画を使って、子供に発音させながら絵を見せながら、繰り返し覚えましょう。
単語は英語圏では小学校低学年に必要な300語と小学校終了時までの残り700語の、合わせて1,000語は覚えましょう。
これ以外に授業で出てくる単語はどんどん覚えていきますので、合計すると1,000語をはるかに超えることになります。
一般的な日常会話文章も、動画を使ってセンテンスを何度も声に出してシャドウイングしながら繰り返し覚えます。
そうすると動詞がいつも取る前置詞は何かを口が覚えていきますし、英語圏で使われている日常的な言いまわしを覚えることができます。
またとっさの受け答えの時に声が出るようになります。
文法はあとから
日本で英語の授業を受けた事のある中学生以上のお子さんであれば、時制の変化について概要を知りたがったりするかもしれません。
しかし日本語を話す時には事前に時制に気をつけて話しているでしょうか?
過去の話をしたいのか、現在進行している話をしたいのか、感覚的に日本語が出てくるように、英語でも感覚的に言葉が声に出てくることの方を優先してよいのです。
文法はあとから、「そういうことだったのか」と確認するからくりとして知ればよいですし、もしかしたら知る必要はもうないかもしれません。
英語は英語のまま理解する
英語を日本語に訳してから覚えると、非常に時間がかかりますし、訳すことが苦痛になります。
リンゴを見て「これはリンゴだからAppleだな」と考えるのと、リンゴを見てAppleを想像するのとではスピードが違います。
英文を読んだり聞いたりすると、さらにスピードに差が出ます。子どもが英語を話す時はなおさらです。
英語を習得するための勉強をするときは、できるだけ日本語を使わず英語で、絵や動画を使って理解していくことがなによりの近道といえるでしょう。
英語を習得するための教材や動画はインターネットで検索すれば実にたくさん出てきます。
日本語で英語を習得するための教材量をはるかに超える量のコンテンツが検索できますので、お子さんが毎日続けられる量と難易度のものを選んであげることが可能です。
まとめ
英語は留学生が学問を学ぶためのツール
学校は英会話教室ではない
短期間で英語を身につける
単語は絵で・文章は動画で
文法はあとから
英語は英語のまま理解する