2月3日は節分です。ご家庭で豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりする方も多いと思います。今回は、 節分 を子供ともっと楽しむために、節分のことについて書いてある図鑑、節分や鬼にまつわる話の絵本と児童書を紹介します。
節分の時期に子供と読みたい図鑑や絵本
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節分について知ることができる図鑑と本
子供に古くから伝わる季節の行事のことを自分の言葉で説明するのは、なかなか難しいと感じている方もいると思います。子供の知りたいに答えるために、節分や豆まきについて、わかりやすく説明するのを助けてくれる本を紹介します。
小学館の子ども図鑑プレNEO「きせつの図鑑」
この図鑑には春夏秋冬の行事、食べ物、動植物について、子供にもわかりやすいように、それぞれの項目について、短い文章で説明が書いてあります。節分についても、節分の由来や節分にすることについて、親しみの持てる絵や実際の行事の写真とともに説明されています。
子どもに教えたい ふしぎのお話365(永岡書店)
この本には、1日に1話、1年間毎日読むことができるように、子供が興味を引くような「身の回りの不思議」、「科学の不思議」、「宇宙の不思議」等についての話が365話収められています。もちろん、2月3日は節分のお話です。
先ほど紹介した「きせつの図鑑」は幼児でも楽しめると思いますが、こちらの本は、少し文章が難しくなるので小学生にお勧めしたいです。
子供の鬼嫌いをなくしてくれるかもしれない絵本
オニじゃないよ おにぎりだよ(えほんの杜)
節分に鬼を見て、怖くて息ができなくなってしまうぐらい泣いている小さな子供を見かけることがあります。そのような子供たちに、ぜひ読み聞かせて欲しい絵本が「オニじゃないよ おにぎりだよ」です。
おにぎりが大好きで、とても愉快な鬼たちが、人間に自分たちの作ったおにぎりを食べてもらおうと奮闘する物語です。この絵本の鬼たちを見れば、子供の鬼に対する恐怖心が和らぐかもしれません。
たくさんの節分や鬼の話が読める絵本と児童書
まんが日本昔ばなし101(講談社)
日本昔ばなしの中には、悪い鬼、良い鬼、怖い鬼、楽しい鬼などたくさんの鬼が登場します。この絵本の中には、鬼の出てくる話の定番の「桃太郎」や「こぶとりじいさん」等が収められています。
そして、「節分の鬼」という、家族を亡くして、さびしく暮しているおじいさんが節分に「鬼は内、福は外」と豆まきをすると本当に鬼たちが家にやってきたという話も収められています。
たくさんの昔話を読むことで、子供が昔の人たちが鬼についてどのように考えていたかを知ることができます。
おにのはなし(あかね書房)
この児童書は、寺村輝夫さんの昔話シリーズの1冊です。タイトルのとおり日本各地に伝わる鬼の話が7話収められています。そして、どうして節分に豆まきをするようになったかについてのお話も含まれています。
小学校低学年ぐらいの子供が自分でも読めるような字の大きさと文章の長さになっています。ですから、「鬼を退治するぞ!」というような勢いのある、怖いもの好きの男の子にお勧めしたい1冊です。
読み聞かせの場合は、小学生以下の子供でも理解できるお話だと思います。けれども、怖い話が苦手な場合は、この本を読むと節分の鬼の怖さを助長してしまうので、避けた方が良いかもしれません。
鬼についてもっと知りたくなったら読んでほしい図鑑
オニの生活図鑑(国土社)
節分の由来になった鬼は、人間にとっては、悪いものの象徴として考えられています。けれども、鬼が本当に存在していたとしたら、どのような生活をしていたのかが気になる子供もいると思います。
もし、子供に鬼はどうやって暮らしていたのかを質問されたら、ぜひ、読んであげてほしいのが「オニの生活図鑑」です。この図鑑の中には、山オニ族と海オニ族の衣食住についてが、ヒサクニヒコさんの親しみやすい絵と文章で説明されています。
節分を知ることで、もっと節分が楽しめます
節分に豆まきをする前に、子供がどうして豆まきをするかを知ると、さらに豆まきを楽しむことができると思います。また、節分をきっかけに、節分の由来の話を読んだり、鬼の話を読んだりすることで、子供の世界はさらに広がっていきます。
ぜひ、お子さんの好みに合う1冊を見つけて、節分を楽しんでください。
まとめ
節分の時期に子供と読みたい図鑑や絵本
節分について知ることができる図鑑と本
子供の鬼嫌いをなくしてくれるかもしれない絵本
たくさんの節分や鬼の話が読める絵本と児童書
鬼についてもっと知りたくなったら読んでほしい図鑑
節分を知ることで、もっと節分が楽しめます