節分といえば「鬼はそと福はうち」の掛け声とともに豆まきをする方が多いですが、節分の歌があることをご存知でしょうか?今度の節分にはぜひ掛け声とともに、 節分の歌 をうたって子どもと一緒に楽しんでみませんか?
鬼は外だけじゃない!こどもと歌いたい節分の歌
有名な歌「まめまき」
古くから節分の歌として知られている歌があります。昭和初期に出版された「えほん唱歌」の中で発表されたと言われる「まめまき」という歌です。
えほん唱歌は児童向けの楽曲、童謡が紹介されている本です。まめまきという歌は親しみやすく覚えやすい歌詞ですので、幼稚園のお子さんでも覚えやすい歌です。
まめまき 歌詞
おにはそと ふくはうち ぱらっぱらっぱらっぱらっ まめのおと おには こっそり にげてゆく
おにはそと ふくはうち ぱらっぱらっぱらっぱらっ まめのおと はやく おはいり ふくのかみ
節分の歌といわれても、記憶にない方が多いかもしれませんが、歌を聞いてみるとどこかで聞いたことのあるような、記憶のどこかにある歌かもしれません。
歌詞はとても簡単で難しい言葉などは使われていませんが、豆まきをして鬼は逃げて行き、福が家に入ってくる、といった節分の簡単な意味も含まれていますので、子どもも節分を知ることができます。子どもと一緒に歌ってみると楽しいのではないでしょうか。
振り付けも楽しい鬼の歌
豆まきの歌としてよく歌われる歌として「鬼のパンツ」という歌もあります。こちらの歌は、幼稚園などでも振り付きで歌われることがありますので、振りを覚えれば子どもと体を動かしながら楽しめます。
鬼のパンツ 歌詞
鬼のパンツはいいパンツ つよいぞつよいぞ トラの毛皮でできている つよいぞつよいぞ 5年はいてもやぶれない つよいぞつよいぞ 10年はいてもやぶれない つよいぞつよいぞ はこう はこう 鬼のパンツ はこうはこう鬼のパンツ あなたもあなたもあなたもあなたも みんなではこう 鬼のパンツ
メロディーはイタリアの歌「フニクリ・フニクラ」です。歌詞は作者がはっきりしないため、作者不明と言われていますし、地域や年代によって若干歌詞の違いがあるようです。
NHKの教育番組で歌われたのがはじめだ、という説が信憑性がありそうです。いずれにしても、子どもたちもすぐに覚えるメロディーに楽しい歌詞ですので、振付けと一緒に踊ると大人も子どもも節分を楽しめる楽曲です。
鬼退治、といえば桃太郎
節分にちなんだ歌というわけではありませんが、鬼退治といってまず思い浮かぶのは桃太郎です。有名なあの桃太郎の歌も、節分時期に歌う歌としても使えるのではないでしょうか。歌詞も覚えやすく、メロディーも簡単なので子どもも一緒に歌える歌です。
桃太郎がおとものサル・犬・キジとともに、鬼の討伐をする内容の歌ですので、豆まきの前に鬼を退治する気持ちになって、子どもと一緒に歌ってみると楽しいのではないでしょうか。
日本の行事を子どもに伝えること
豆まきの歌を子どもと一緒に歌いながら日本の古くからの行事を学んで行くことで、日本人として次の世代、そしてまた次の世代へと日本の伝統を伝えて行きたいものです。親と一緒に歌ったり踊ったりした思い出は、子どもの中にも生涯ずっと残って行くでしょう。
また、子どもたちが豆まきの由来や豆をまく意味などに興味を持ったのでしたら、一緒に調べてみて、正式な豆まきの方法を実際にやってみるのも素晴らしい経験になるのではないでしょうか。
豆をまいた後の後片付けは大変ですが、年の数だけ豆を食べるときに、子どもの成長を実感したりするものです。親としても楽しい儀式になります。豆まきの歌で節分の気分を盛り上げて、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてください。
まとめ
鬼は外だけじゃない!こどもと歌いたい節分の歌
有名な歌「まめまき」
振り付けも楽しい鬼の歌
鬼退治、といえば桃太郎
日本の行事を子どもに伝えること