七五三 は、子供のこれからの健やかな成長と長寿をお願いする大切な日本の行事です。親にとっては我が子の成長を感じる日でもあります。七五三についての知識、準備の仕方を知り、家族の一生の思い出を作りませんか。
初めての七五三
どうして7歳5歳3歳で行うのか
近年の七五三のお祝いは、女の子が3歳と7歳、男の子が5歳にお祝いをするのが一般的になっていますが、地域などによっては男の子も3歳と5歳にお祝いをする事もあります。
年齢がそれぞれ3歳5歳7歳なのは、昔の風習である、3歳男女の髪置(かみおき)・5歳男の子の袴着(はかまぎ)・7歳女の子の帯解(おびとき)といった子供の儀式からのなごりのようです。
数え年か満年齢で行うべきか
七五三を行う年齢に関して悩む親御さんも多いと思います。しかし、現在では満年齢でも数え年でもお子さんに合わせて行えば良いと思います。特に早生まれの子の場合は悩んでしまいますが、七五三のお祝いは子供にとっては大変我慢が必要な準備があります。
3歳で行う女の子の場合、髪を結ったり着物を着たり、普段履き慣れない草履を履かなくてはいけません。早生まれの子は、4月に生まれた子と同級生であっても1年近く遅く生まれたのですから、準備に耐えられない場合もあります。
そういった場合は満年齢で行っても全く問題はありません。ご家族やお子さんの状況で決める事が一番です。
子供の衣装はどこで用意するのか
七五三は、お子さんにとってはそれぞれ1回きりの行事ですから、1度しか着用しない着物を購入するかレンタルするか悩みますね。兄弟姉妹や親戚などで後日使う予定がある場合は購入するのも思い出に残りますので良いかもしれませんし、今はレンタル商品よりも安い商品もあるようです。
ですが、ほとんどは購入せずにレンタルで済ませる方が多いです。レンタルする場所ですが、着物のレンタルショップなどで借りる事が出来ます。着物の種類も豊富で、必要な小物を借りる事も出来ます。
後は、写真撮影をするスタジオでレンタルしてくれる所もあります。写真スタジオの場合、お店によってサービス内容は様々ですが、前撮りをすすめるショップが多く、撮影日に着物を着て撮影し、また後日、お参りの日にも借りる事が出来ます。
いずれにしても、七五三のシーズンである10月~11月頃は大変混雑しますので、希望の着物を借りられない事もありますので、早めに予約する事が大切です。
神社への予約は必要なのか、日にちの決め方にきまりはあるのか
七五三は11月15日と言われています。なぜこの日なのかは様々な説がありますが、上手く土日に重なれば良いですが、平日となると都合を付けるのが難しいですよね。ですので、ほとんどの方がその前後の土日を選んで七五三を行うようです。
特に最近は寒くなる11月を避けて、10月中に行う方が多いので、そのあたりでお参りを考えている方は混雑を覚悟した方が良いでしょう。ほとんどの方はお参りをした際に神社でご祈祷をお願いすると思います。
神社でご祈祷をお願いする場合、予約などは必要としない神社もあるようですが、やはり七五三のシーズンである10月~11月は大変混雑しますので、長く待たされてしまったり中にはお断りされる場合もありますので、参拝する前に一度お参り予定の神社に電話を入れておいた方が良いでしょう。
神社への電話となると緊張してしまいますが、電話で「七五三の祈祷について・・」と伝えれば予約が必要かどうか教えていただけます。
可愛い子供の為に七五三をお祝いしたい気持ちは、どの親も同じです。なので、直前になって慌てての準備ですと、もう着物も写真撮影も予約が出来ない、といった事になってしまいます。遅くとも8月~9月ぐらいには準備をしておいた方が安心です。
まとめ
初めての七五三
どうして7歳5歳3歳で行うのか
数え年か満年齢で行うべきか
子供の衣装はどこで用意するのか
神社への予約は必要なのか、日にちの決め方にきまりはあるのか