「七五三の歴史と髪飾りやヘアアレンジについて(前編)」では、七五三の歴史についてご紹介致しました。後編では、 七五三 のヘアアレンジ方法や 髪飾り の種類についてご紹介致します。
七五三の歴史と髪飾りやヘアアレンジについて(後編)
七五三のヘアアレンジはどのようにしたらよいのでしょうか?
3歳の時はまだ髪の毛が十分に伸びていない子がとても多いです。そのためあんこやボンデボリュームと呼ばれているヘアアレンジに使う詰め物を利用した髪型にする子が多いようです。ツインテールやアップにして中に詰め物をして結んだ髪をお団子にします。
事前にカーラーやコテなどで髪をカールしておけばより一層髪のボリュームを持たせることが出来るため色々なヘアアレンジを楽しめるようになります。
ヘアワックスやハードスプレーなどを利用してセットした髪型を固めるようにすればわざわざ美容院へ行かなくても何度か練習を重ねれば素人でも上手にセットする事ができます。
着物のレンタルをしている写真館ではヘアセットも着付けの中に入っているところも多くヘアアレンジするための髪飾りもたくさん用意されています。どのようなアレンジが良いかも含め事前に十分希望を伝えておくことをお勧めします。
髪飾りにはどのような種類があるのでしょうか?
髪飾りとは別名かんざしとも呼ばれています。昔は先のとがった細い棒に呪い力が宿ると言われていて髪の毛一本の細い髪飾りを挿すことによって悪魔を追い払うことができると考えられていました。
江戸時代には挿すタイプの髪飾りではなく薄地の布を正方形に小さく切って摘まみ折りたたんで組み合わせて花や鳥、蝶などの模様を作るつまみかんざしが広まりました。
花かんざしといって京都の舞妓さんや関東の半玉(はんぎょく:花柳界の年少芸妓)がつけていた髪飾りを言います。花は絹の羽二重や水引細工で作られています。
1月は松竹梅、2月は梅・風車などのように季節ごとに花の装飾は変わります。華やかに見える髪飾りにはびらびらかんざしというものがあります。
江戸時代の髪飾りの中でも一番華やかなものと言われかんざしの飾りの下に何本かの鎖が付いたもので歩くたびにゆらゆら揺れるところが若い娘たちに人気でした。
ビラカンと呼ばれる髪飾りは扇や姫型とも呼ばれる金属製のものです。頭の部分がセンスのような形をしているものや丸いものがあり家紋がおされています。
その他にも玉かんざし・平打かんざし・チリカン・松葉かんざし・吉丁・武蔵野かんざしなどがあります。着物の柄や色合いによって挿す髪飾りも様々だと思います。
女の子は3歳の時にはまだ髪の毛の量も不十分のためクリップタイプの髪飾りが良いかもしれません。7歳になったらヘアアレンジによってお子さんと一緒に選ぶことも楽しいかもしれません。
まとめ
七五三の歴史と髪飾りやヘアアレンジについて(後編)
七五三のヘアアレンジはどのようにしたらよいのでしょうか?
髪飾りにはどのような種類があるのでしょうか?