添い乳 がないと 寝ない あかちゃんがいます。なぜなら、添い乳はお母さんと密着する安心感があるからです。
添い乳がないと寝ない赤ちゃんに、お困りのお母さんも多いのではないでしょうか。便利な反面、窒息や中耳炎のリスクも気になります。
今回は添い乳の卒業方法をご紹介します。
添い乳がないと寝ない ~あかちゃんの添い乳卒業方法~
添い乳とは?
お母さんと赤ちゃんが横になったまま授乳する姿勢のことです。添い寝をして赤ちゃんとお母さんがお互いに向き合うような格好で授乳します。
おっぱいを飲ませながら赤ちゃんをそのまま寝かせることができるので、寝かしつけが楽な授乳姿勢です。
また、新生児のうちからこの姿勢で授乳することができます。首が座っていない体の小さい新生児の赤ちゃんの場合は、体の下にバスタオルやクッションを入れて、おっぱいと顔の高さを調節して飲ませます。
添い乳のメリット・デメリット
添い乳のメリットは横になったまま授乳ができるのでお母さんの体力消耗を抑えられることです。お母さんの体が回復しきっていない出産直後や、お母さんが病気の時、腱鞘炎になってしまった時にも役立ちます。
寒い時期なども布団から出ずに授乳することができるので、赤ちゃんが風邪をひきにくいのも良いところです。
また、あらかじめ布団に寝た状態で赤ちゃんが寝付くため、赤ちゃんを起こさずに寝かしつけすることができます。
一方、添い乳にはデメリットも多くあります。特に怖いのが窒息死のリスクが高いことです。
また、耳管におっぱいが流れ込んで中耳炎を起こしやすくなります。お母さんも乳腺がつぶされて偏った飲ませ方になるため乳腺炎を起こしがちです。
赤ちゃんはもともと眠りが浅いため夜中に一瞬目がさめることがあります。
添い乳に慣れた赤ちゃんは、目が覚めた時にお母さんのおっぱいが離れていることで不安になり、短い場合は30分ごとに起きて泣く場合もあります。
添い乳は寝かしつけが楽ですが、長い目で見ると赤ちゃんもお母さんも眠りが浅くなって負担が大きくなります。
添い乳の卒業方法
添い乳で眠る赤ちゃんは、「眠ること」が「おっぱいを飲むこと」とセットになっています。赤ちゃんを添い乳なしで眠れるようにするにはこの組み合わせを変える必要があります。
添い乳の習慣をきりかえる時は、寝かしつけに「入眠儀式」を取り入れましょう。入眠儀式とは眠る前に決まったことを行うことです。部屋を暗くしたり、絵本を読むのも効果的です。
また、背中をトントンとゆっくりリズムをとってたたくと、赤ちゃんはリラックスして眠りやすくなります。しかし、いきなり布団の上に置いて背中をトントンしてもなかなかうまくいきません。
まずは抱っこしておっぱいを飲ませながら背中をトントンとたたき、「眠たくなること」と「背中トントン」の組み合わせに慣れさせます。それから徐々にお布団に降ろすようにしましょう。
どんなに慎重に進めても、今まで添い乳で眠っていた赤ちゃんはいつもと違う状況に戸惑うはずです。はじめのうちは泣くかもしれませんが、ここはお母さんも我慢です。
泣いている赤ちゃんを落ち着かせる時も、添い乳はせずに抱っこで授乳してから寝かせましょう。数日続けると赤ちゃんも慣れてきます。
添い乳を卒業する時期
添い乳をやめる時期に決まりはありませんが、眠りかけた赤ちゃんにおっぱいを噛まれるのは痛いものです。
むし歯のリスクも出てきますので、歯が生えはじめる生後6ヶ月頃までには卒業を考えましょう。
できれば早めに卒業したい添い乳ですが、赤ちゃんの体重増加が思わしくない場合は無理に進めないようにします。
「添い乳がくせになると卒乳できない」と焦るお母さんもいますが、断乳や卒乳の時期は親子それぞれです。
日本では1歳〜1歳半頃におっぱいを卒業することが多い傾向がありますが、世界に目を向けてみると卒乳時期の世界平均は4歳とも言われています。WHOでは2歳まで母乳を飲むことが推奨されています。
また、寝かしつけは焦らないことも大切です。お母さんが追い詰められると、赤ちゃんが不安になって寝付きにくくなることもあります。
どうしてもお母さんの余裕がない時は、余裕を持てる時にまた挑戦してみましょう。
まとめ
添い乳がないと寝ない ~あかちゃんの添い乳卒業方法~
添い乳とは?
添い乳のメリット・デメリット
添い乳の卒業方法
添い乳を卒業する時期