卒業が近づいてくるとほとんどの学校では 卒業 文集 を作成します。卒業を控えたお子さんから何を書いたら良いのかを相談されて悩んでしまう小学生の親御さんも多いのではないでしょうか。
小学校の文集を書くために親ができるアドバイスとはどんなことがあるのでしょう。
小学校卒業、文集を書くための親からのアドバイス
- 目次 -
まずは子どもが書きたいテーマを探ってみる
何を書いたら良いのかを悩んでいる子どもは、自分が書きたいことも良く分かっていないはずです。
親としてまずできることは、子どもが好きなこと、嫌いなことや小学校に入ってからがんばってやってきたこと、やりとげることができたこと、小学校生活6年間で思い出に残っていることなどを子どもと一緒に話し合うことです。
できれば文集に書くテーマなどは、子どもが自分自身で決めることが1番ですので、少しでも参考になるように話し合いをしてみましょう。小学校で思い出に残っていることや印象に強く残っていることなどを親子で探ることからはじめます。
テーマが決まったら書くことを箇条書きにしてみる
学校ですでにテーマが決まっている場合もありますが、文集に書く大まかなテーマが決まったら、すぐに原稿用紙に書き始めるのではなく、そのテーマにそってどんなことを書くのかを箇条書きで数点、簡潔な言葉でまとめてみます。
例えば、がんばった部活のことを書きたい場合、どんな試合でこんな活躍をした、そのときの自分の気持ちはどうだったのか。毎日の練習は大変だったけど自分でがんばってやってこられたのはなぜなのか、など子どもと話しながら、いくつかの項目に簡単にまとめてみましょう。
写真などがある場合は見ながら話し合うとより深く考えられる
卒業旅行が思い出になっている場合などは、そのときの写真をみながら話し合うと、たくさんの思い出が浮かび上がってくるので、写真をみながら考えるのはおすすめです。
写真をもとにして、このときはこんなことをした、やその時こう思ったなど子ども自身も写真をみればたくさん思い出すでしょう。なかなか書くことが浮かばない場合、アルバムなどを見返すと良いでしょう。
書くことがいくつか出てきたらはじめて書き始める
箇条書きでいくつかまとめることができたら、文章の構成を考えながらまとめてみましょう。
わかりやすい構成としては、例えば書き出しには「理由」を書くようにします。自分は部活をがんばれたことが小学校の思い出だが、その理由はこうだ、といった理由を書き出しに持ってくると分かりやすく読みやすい文章になります。
そして中段には部活をしてきて印象に残っている思い出や、自分がしてきた経験、それによって得られたことなどを書いて行きます。
そして最後にまとめを書きます。部活をがんばった経験を中学校に行ってから、こんなことに生かして行きたいか、など、将来に向けたことを書くと文集らしくなります。
文章をかくことが苦手な子どもには、大変な作業になるかもしれませんが、上手くリードして書いてもらうようにします。
未来の自分が読んだときを想像させる
文集で書いた文章は、いつか大人になった子ども自身が読み返す機会があるかもしれません。その頃の自分を想像してもらい、小学生だったころの自分が分かるような文章を書いてみようとアドバイスすると子どもも書きやすくなるかもしれません。
漠然と小学校の文集を書く、となると子どもも戸惑ってしまうものですが、大人になった自分に今の自分の考えや経験したことを教えてあげるように書いてみようとアドバイスしてみてください。
何を書いたら良いか悩んでいる子どもでも、そういったアドバイスをすることで書きたいことがみつかるかもしれません。
まとめ
小学校卒業、文集を書くための親からのアドバイス
まずは子どもが書きたいテーマを探ってみる
テーマが決まったら書くことを箇条書きにしてみる
写真などがある場合は見ながら話し合うとより深く考えられる
書くことがいくつか出てきたらはじめて書き始める
未来の自分が読んだときを想像させる