親にとって子供の入学式・卒業式というのは感動的なものです。特に卒業式はいろいろな行事の思い出や子供の成長を振り返って泣いてしまう人も多いでしょう。
そんな卒業式の定番の1つである「 卒業 ソング 」の合唱は、感動をより一層盛上げてくれる効果があります。どんな曲が歌われているのでしょうか。
卒業式は人生の節目!親にとっての卒業ソングとは?
卒業式は泣かせどころがいっぱい!
小学校、中学校、高校と子供の成長に合わせて両親もいろいろな学校行事に参加します。最近は平日の行事であっても父親の参加率も高くなっているようです。卒業式はそんな学校行事のクライマックス的なイベントになります。
いつもとは違い厳かな空気の張りつめた体育館で、保護者席に座り入場してくる卒業生の列に我が子を見つけただけで視界がぼやけてしまう!ということもあるでしょう。
「卒業証書授与式」、「送辞」、「答辞」と卒業式には泣けるポイントが目白押しですが、最大のポイントは卒業生たちが涙を浮かべながら最後に合唱する卒業ソングです。歌声はもちろんですが歌詞の内容も感動的なので、うっかりハンカチを忘れてしまうと大変なことになってしまいます。
そこでふと我に返って思い出していただきたいのですが、親世代の卒業ソングはどうでしたか?
「仰げば尊し」はもう歌われない?
40代半ばの親世代にとっては卒業式で歌われる定番といえば「蛍の光」、「仰げば尊し」の2トップだったはずです。歌詞の意味を理解しないまま覚えて歌っていた人も多いのではないでしょうか。
しかし平成に年号が変わった頃からは殆ど歌われなくなりました。その理由のひとつは「歌詞」にあるようです。「仰げば尊し」は明治時代から歌い継がれていますが、その歌詞の内容は恩師への感謝の気持ちです。
現代では使われない「いと疾し」、「やよ励めよ」などの表現が多くて聴いただけでは意味が伝わりません。
そんな理由から定番ソングが敬遠されはじめたのと同時に、学園ドラマでヒットした海援隊の「贈る言葉」や尾崎豊の「卒業」など共感を抱いて歌うことができる「卒業」にぴったりのポップスが生まれ、卒業シーズンにおこなわれるクラスのイベントや予餞会などで歌われるようになりました。
そういう背景があり、卒業式に歌う曲もいつしか親しみやすい「卒業ソング」に移行していったのです。
最近の卒業ソングの定番は?
毎年たくさんのアーティストが卒業シーズンに合わせて楽曲をリリースしています。
最近では「エール(いきものがかり)」、「道(EXILE)」、「手紙(アンジェラアキ)」、「さくら(森山直太朗)」、「3月9日(レミオロメン)」などがよく歌われているようですが、その年に流行しているものを取り入れるという学校も多いので、ずっと歌い継がれていく卒業ソングばかりではありません。
「卒業式でなにを歌った?」という質問に対して答えると年代がわかってしまうかもしれません。そんな中で合唱曲の「旅立ちの日に」という曲はずっと歌い継がれている卒業ソングといえます。
1991年に埼玉県秩父市立影森中学校の教員が作った曲がだんだん全国に広まり定着し、毎年多くの学校で歌われています。
親として耳を傾ける卒業ソングとは?
冒頭でも触れましたが、卒業式は親にとって子供の成長を感じる感動的なイベントです。「あの小さかった我が子が・・・」という想いが胸にこみあげ、子供たちの歌う姿に涙が溢れることでしょう。卒業式の卒業ソングは決して一人では歌えません。
先生や友達との学校生活の中で培ってきた日々の結晶でもあるのです。そんな我が子にエールを送ると共に、それを支えてきた親としての自分にも胸を張りましょう。卒業ソングはそんな大切な日の栞となっていつまでも胸に残る曲になるはずです。
まとめ
卒業式は人生の節目!親にとっての卒業ソングとは?
卒業式は泣かせどころがいっぱい!
「仰げば尊し」はもう歌われない?
最近の卒業ソングの定番は?
親として耳を傾ける卒業ソングとは?