小学生 時代ノートの1ページを全て同じ 漢字 で埋め尽くすというような漢字の練習をしたことがあるパパやママは多いと思います。そのような漢字練習は、決して楽しいものではありません。
今回は、小学生が楽しみながら漢字を覚える方法を紹介します。
小学生が楽しく漢字を覚える方法
小学生になる前から漢字は覚えられる
小学校6年間で習う漢字は1,006文字です。小学1年生が習う漢字は、80文字ですが、小学校に入学してから漢字を習い始める前には短期間にひらがなやカタカナも覚えなくてはいけません。
その他にも、小学生になってからの子供たちは、たくさんの新しいことを吸収する必要があります。
ですから、その負担を少しでも軽くするために、比較的時間に余裕のある小学生になる前から、子供たちが漢字に親しむことができる環境を作ってあげることをお勧めします。
幼児に漢字なんて難しすぎるのではと思う方もいるかもしれません。
けれども、石井式漢字教育を提唱した石井勲先生によると、幼児は漢字を学ぶのに適した時期だということです。注意しなくてはいけないことは、幼児に漢字の書き取りをさせてはいけないということです。
漢字を書くことではなく、漢字の読みを生活の中で覚えさせるのです。
石井先生によると、幼児は、たとえ画数が多く複雑な漢字でも具体的なものの名前だと覚えやすいとのことです。
例えば「鳩」という漢字のほうが「鳥」という漢字よりも覚えやすいということです。それは、「鳩」という鳥はいるけれども、「鳥」という名前の鳥は存在しないからだと言われています。
小学生になる前に漢字を覚える具体的な方法
石井先生の著書「0歳から始める脳内開発 石井式漢字教育」では、小学校入学前の子供に具体的にどのように漢字を覚えさせるかという方法について書かれています。
例えば、冷蔵庫には漢字で「冷蔵庫」と書いたカード、壁には漢字で「壁」と書いたカードを貼っておくと、子供たちが毎日そのカードを見ているうちに、そのカードが読めるようになるそうです。
そこまではしたくないという人は、子供とおでかけするとき、街の中で見かける漢字を読んであげるのも、子供が自然に漢字を覚えるのを助けます。
例えば、道路標識やお店の名前、そして、買い物中は、商品のパッケージに書かれている漢字などを親が声に出して読んであげれば、子供は目と耳を使って自然に漢字が覚えられます。
もちろん、これらのことは、小学生になる前だけではなく、小学生になってからも続けることをお勧めします。
また、少し手間はかかるかもしれませんが、自宅にある絵本の文章をテプラなどでタイプをして絵本に貼り付けて、漢字仮名交じりの絵本を作って読み聞かせるのもお勧めです。
とにかく、子供たちが漢字を目にする機会をたくさん作ってあげることが大切です。
小学生になってからも親子で楽しく漢字を覚える
子供が小学生になると、学校の宿題で漢字の練習が出るようになると思います。けれども、中々宿題だけでは、覚えられません。
そこで、お勧めなのが、手紙を書くことです。
最近は、メールやLINEなどの発達で大人もあまり手紙を書かなくなったと思います。
小学生用にも漢字を覚えるためのDS用のソフトやパソコンの無料アプリなどがあります。
けれども、これらのものに頼るのではなく、親子で頻繁にお手紙交換をするのです。
親からの手紙の文章は、漢字で書くべきところは、もちろん漢字で書きます。振仮名をふってはいけません。
また、子供が漢字を覚えやすいように、何回か続けて同じ漢字を使うと良いです。
もし、協力してもらえるようでしたら、おじいちゃんやおばあちゃん達にも子供と文通をしてもらうと、さらに子供が漢字を読んだり書いたりする機会が増えます。
漢字を勉強だと思わせない工夫が大切
漢字は、何度も繰り返し目に触れることで覚えるしかありません。
けれども、ひたすらノートに漢字を書き続けるだけでは、小学生の子供たちは、漢字が嫌いになってしまいます。
ですから、子供たちに早いうちから漢字があるのが普通だと思える環境を作ること、そして、小学校で漢字の学習が始まった後も、家庭では、単純な書き取りを中心としたつまらない学習にするのではなく子供が漢字を覚えるのは楽しいとか、漢字を覚えるといいことがあると思えるような取り組みを親が率先して考えることが大切です。
まとめ
小学生が楽しく漢字を覚える方法
小学生になる前から漢字は覚えられる
小学生になる前に漢字を覚える具体的な方法
小学生になってからも親子で楽しく漢字を覚える
漢字を勉強だと思わせない工夫が大切