現在、低所得者は全体の約4割にものぼると言われており、年々増加傾向にあるようです。原因はさまざまであり、また低所得者に共通する特徴も存在することもまた事実です。
では 低所得者 の 定義 はどのようなものか、低所得者増加の原因、特徴と共にみていきます。
低所得者の定義とは?低所得者増加の原因と特徴
低所得者の定義
結論から説明しますと、低所得者の定義についてはっきりとしていないことが現状です。一般的な定義は、「年収300万円未満」の方を指すことが多いようです。手取りに換算すると、200万円~250万円となります。
また厚生労働省は、「世帯年収が200万円未満」の世帯(市町村民税非課税世帯)であると定義しています。
なお国税庁の調査によると、年収300万円未満の低所得者は、全体の約4割にもおよぶことがわかっているのです。そして低所得者は年々増加の傾向にあります。
低所得者が増加している原因
低所得者が増加している原因はさまざまですが、主に次の3つがあげられます。
- 正社員の減少
- 年収が低い傾向にあるパート、アルバイトの増加
- 社会保険料や税金の負担が大きい
正社員の減少については、就職氷河期に正社員になれなかった非正規社員の存在が大きいといえます。
「一度失敗してしまうと再起が困難である」風潮があり、非正規社員を継続せざるをえないことが現状のようです。そのため、生活がますます困窮になる悪循環に陥ってしまうのです。
また低所得者にとって税金は、非常に大きな負担であることは言うまでもありません。特に非正規社員は税金の負担額が多く、その結果、生活をますます圧迫してしまうことは明白といえるでしょう。
低所得者の特徴
上の項では原因を説明しましたが、社会的な要因が多くを占めていることがわかります。一方で、「低所得者はなるべくしてなった」との意見が多いことも事実です。
理由として、低所得者には共通する特徴があるといわれています。低所得者に共通する特徴は以下のようになります。
- 計画的にお金を使うことができない
- ギャンブルが好き
- 運動不足または運動する習慣がない
- 喫煙率が高い
- 朝食を食べない
- 野菜を食べない
- 努力が嫌いで、向上心がみられない
- 主体性に欠け、依存心が高い
- 人間関係が希薄
- 家、部屋が汚い
個人の環境もありますから、一概に言いきることはできません。ですが以上からわかることは、低所得者は肉体的、精神的共に「自己管理ができない」といえるのではないでしょうか。逆に高所得者に共通する特徴は次のようになります。
- お金のムダ使いをしない
- 運動習慣があり、食事にも気をつかう
- 決断力、行動力に長け、向上心がある
- 人との関わりを大切にする
- 家、部屋がきれい
高所得者は、低所得者と比べるとやはり肉体的、精神的に「自己管理ができている」ことがわかります。以上からみると低所得者に必要なことは、自己管理をすることといえます。
低所得を回避するには自己管理を
社会的な要因もありますから、自己管理を徹底することで、必ず低所得から抜け出せる保証があるわけではありません。しかし低所得者は、高所得者とは違い肉体的、精神的ともに「自己管理ができていない」ケースが非常に多いことは事実といえるでしょう。
低所得を回避するにあたり、「奇をてらった」方法は存在しません。社会的な要因には、個人では避けようもないこともあるのです。ですが高所得者の特徴を、できることから取り入れることも検討するべきではないでしょうか。
できることを「習慣化」するまで継続することが、低所得を回避するためには最も近道かもしれません。
まとめ
低所得者の定義とは?低所得者増加の原因と特徴
低所得者の定義
低所得者が増加している原因
低所得者の特徴
低所得を回避するには自己管理を