「ママの無理強いはトイレトレーニングを長引かせるもと!(前編)」では、トイレトレーニングの開始時期についてご説明いたしました。後編では、トイレトレーニングのコツをご紹介いたします。
トイレトレーニング を成功させるためには焦らず、褒めることがカギとなります。
ママの無理強いはトイレトレーニングを長引かせるもと!(後編)
トイレに行きたくなる気分作り
今までおしっこやウンチはオムツの中で済んでいたものを、今後はトイレに行ってしなければならないということ自体理解も難しいことです。トイレという場所自体にも慣れさせるためにトイレに行きたくなるような技が必要になります。
絵本や子供番組・DVDなどでキャラクターなどがトイレで用を足しているシーンを見せます。見ながら「〇〇くん一人でトイレでおしっこできるのすごいね。」などの声掛けをすることも良いでしょう。
またパパやママがトイレに入る時一緒に入らせることも良いでしょう。特に男の子の場合ママがおしっこの仕方を教えるのはなかなか難しいことですのでパパにバトンタッチするのも良いでしょう。身近な人が自分のできないことをしていると子供は興味を持ってすぐ真似をしたくなります。
便座に座りたいという様子を示したらおしっこが出なくても座らせてあげて「シー、シー」などと声掛けしてトイレの疑似体験をさせてあげましょう。またトイレは常にきれいであることが大切です。汚い・臭いといった印象を与えてしまうと行きたくなくなってしまいます。
第一印象はとても大切です。トイレトレーニング用の補助便座やおまるを購入する時も子供に選ばせてより興味を持たせるようにしましょう。「お兄ちゃんトイレでおしっこできたらかっこいいね。」などと声掛けしてトイレに行くことを楽しみにさせてあげることが重要です。
焦りは禁物!褒めることが完了への近道
トイレトレーニングは失敗すると床はびしょ濡れ、パンツや洋服も1日何度も洗濯しなければならないなどママにとってはストレス以外何物でもないと考える人がほとんどでしょう。
一方で保育園や幼稚園では入園までにトイレトレーニングを完了させるということを入園条件に入れているところもあるようです。そういった背景もあって、より一層失敗続きのトイレトレーニングに焦りを抱えながら付き合っているママたちも少なくありません。
しかし排泄は生理現象であってコントロールできるものではありません。1日であっという間に完了する子もいれば2年近く続けても失敗ばかりを繰り返してしまう子もたくさんいます。
ただし早くトイレトレーニングを完了している家庭で共通することは親子共に失敗ありきで叱らない・褒める・焦らないの精神で取り組んでいるということが言えるかもしれません。
失敗ばかりしてママから叱責されたり苛立たれる様子は幼い子供も十分理解します。それが繰り返されるとおしっこ自体することが嫌になったり怖くなったりする子供もいます。
どんな子供でも褒められるとうれしいものです。失敗しても「今回は間に合わなかったけどきちんとおしっこしたいの分かったね!」など励ますように褒めてあげることを心掛けてあげましょう。
まとめ
ママの無理強いはトイレトレーニングを長引かせるもと!(後編)
トイレに行きたくなる気分作り
焦りは禁物!褒めることが完了への近道