赤ちゃんがつかまり立ちできるようになると、目線が一気に高くなります。おすわりやハイハイではお母さんがしゃがんだり抱き上げなければ合わなかった目線が、座っているお母さんとならすぐに合う高さになるのです。
お母さんにとっても赤ちゃんにとってもうれしい つかまり立ち は、どんなふうに 練習 するとできるようになるのでしょうか。
目線を合わせて楽しく!つかまり立ちの練習をしよう!
つかまり立ちの練習はいつから始めればいいのかしら?
つかまり立ちは足腰の発達がしっかりしてくるとできるようになるので、早い赤ちゃんの場合だと7ヶ月くらいからできるようになることもあるようですが、育児書などでは8ヶ月頃からという書き方をしていることが多いです。
赤ちゃんの成長には個人差があるので、つかまり立ちをせずにいきなり一人で立っちができるようになる子もいれば、なかなか立ち上がらない子もいます。つかまり立ちをしないからといって神経質にはならないでください。
赤ちゃんの脇の下に手を入れて立ち上がらせたときに、足を突っ張って踏ん張るようなしぐさが見られたり、腰がふらふらすることなく自分の上半身を支えていられるようであれば少しずつ練習をしてみるといいでしょう。
つかまり立ちの練習は遊びながら楽しくしよう!
赤ちゃんの成長の順番は決して決まったとおりではありません。ですから「ハイハイ」「つかまり立ち」「つたい歩き」「立っち」「あんよ」がどの順番でできるようになるのかというのはその子の個性もあって先読みできないのです。
普段の赤ちゃんとの遊びを通じて、どの成長段階にも繋がるような動作をすることが結果的に「練習」になるものです。つかまり立ちについても「つかまり立ちをさせるため」というよりは、足や腰の発達を促すことやバランスをとることを覚えさせるような遊びをしましょう。
例えば赤ちゃんの手を持ってゆっくり立ち上がらせる練習をするときは、目線を合わせて面白い掛け声をかけてみます。「よーいしょおー」でも「どっこいしょー」でもなんでもいいのですが、赤ちゃんをあやす延長のような気持ちですることが大切です。
赤ちゃんの脇の下を支えてバランス感覚を覚えさせるときも、やはり目線を合わせて「ゆーらーゆーらーぴたっ!」などと節をつけて声をかけながら、動きを止めて少し支える力をゆるめてみる遊びなどをすると、赤ちゃんも楽しく運動することができます。
ローテーブルに後ろから支えてつかまらせて、テーブルの上に赤ちゃんの好きなおもちゃを置いて動かしてみるのもいいです。「取れるかなー、あら残念」などと言いながら、赤ちゃんが取れそうで取れないところに置いて遊ばせます。
赤ちゃんが手を伸ばして取ったら一緒に喜んであげましょう。どんなときも「目線を合わせる」ということ、そして「無表情にならない」ということが赤ちゃんにとってとても大切なことなのです。
目線を合わせて楽しく練習することの大切さとは?
赤ちゃんの成長というのは体の発達のことだけではありません。知能の発達や情緒の発達も日々めまぐるしく変わっていくのです。一日の大半を一緒に過すお母さんの存在は、赤ちゃんにとって誰よりも身近で信頼する相手なのは言うまでもありません。
赤ちゃんはお母さんから愛情を受けることで情緒が豊かになります。優しい声のトーンや笑顔やまなざしというお母さんから受けるすべてを赤ちゃんは吸収して、それを同じように返そうとするのです。
ですから「はい練習するよ」と育児書に書いてあることをしたり、ビデオを見せて無表情に接してしまえば赤ちゃんの情緒は豊かにはならないのです。うまくできなくても焦る必要はありません。そしてうまくできたときには満面の笑顔で喜びを伝えましょう。
つかまり立ちができるようになっても頭の重たい赤ちゃんはすぐに倒れてしまうので、そばにいて怪我をしないように見守ってあげるようにしてください。
まとめ
目線を合わせて楽しく!つかまり立ちの練習をしよう!
つかまり立ちの練習はいつから始めればいいのかしら?
つかまり立ちの練習は遊びながら楽しくしよう!
目線を合わせて楽しく練習することの大切さとは?