周囲の子どもたちと比べてこの子は疲れやすいといった場合には、つぎのふたつが考えられます。ひとつは健康上のトラブルを抱えている場合です。この場合には医師の診断を受け治療に専念します。もうひとつは日常生活に問題がある場合です。
疲れやすい 原因をみつけて 改善 を目指します。
疲れやすい子どもの体質 こうして改善できる
まずは健康のチェックから
ふだんどおり生活していて子どもがとても疲れやすくしているときには、おもにふたつの原因が考えられます。ひとつは隠れた病気がないかどうかです。
それはかかりつけの医師に相談して、検査や診断を受けるとその多くはわかります。健康上の問題を抱えている場合にはまずはその治療を行います。
疲れやすさを呼ぶ生活習慣
もうひとつは、そうした病気ではなく日ごろの生活に問題がある場合です。ふだんからいそがしすぎないか、不摂生なことはないか、基本的な生活習慣が身についておらず不規則な生活をしがちでないか、栄養は足りているかなどをチェックしてみます。
なかでも不十分な食生活で栄養不足に陥っている場合には疲れがちになります。さらに、たとえば夜遅くまでゲームをするなど不規則な生活、寝不足などの習慣の積み重ねで起こる疲れやすさは、よくある例ではないでしょうか。
疲れやすさと食事
ふだんの栄養不足が原因ならばそれを見直します。とくに食べ物から得られる栄養素は成長には欠かせません。栄養がまんべんなくとれているかに注意を払い、その面からの改善を図るようにします。
子どもが食べやすい調理のくふうなどをしてみましょう。外で遊んで帰ってきたときに健康ならばふつうは食欲があるものです。
したがって子どもが空腹になるように食事の前に運動となる外遊び、運動の習い事、親子での散歩などがおすすめです。ご家庭のご事情に合わせて、こうしたことで動いてみましょう。いっしょに行えばともに健康を得ることができます。
疲れやすさと基本的な生活習慣
食事にそれほど原因を感じない場合には生活習慣を見直してみましょう。とくに毎日の生活時間をチェックしてみます。睡眠時間が確保できているか確認します。
夜遅くまで起きていると翌朝に疲れを持ちこしてしまいがちです。ぼんやりした状態のまま学校に向かいますから、授業に身が入らない恐れがあります。学力の不振はこうして始まることが多いです。
疲れやすさと運動
子どもは体づくりと体力をつけるために運動は必須のものです。それは外遊びで十分に育まれます。思春期以降は、運動部の活動などに所属していない場合には運動不足になりがちなことがあります。
ふだんから室内で体を動かさないことがつづいてしまい、疲れがちなことが習慣化してしまうことがあります。
なるべく意識して体を動かし、運動する習慣と体力を養うことを積極的に取り入れるとよいでしょう。それが食欲をわかせて、栄養が身につくようになるでしょう。
疲れやすさと休息
日常の1週間を通じて子どものスケジュールをきっちりと埋めてしまっていないでしょうか。週末の休日には、ほっと息抜きのできる休息や睡眠の時間を確保できるようにします。疲れをためない、過労におちいらないもっともたいせつなことです。
疲れやすさの改善には
子どもの疲れやすさを改善するには上に書いてきたことをバランスよく取り入れできるところから実行します。徐々に体づくりの習慣ができて体力がついてきます。
子どもは本来はよく動きます。もちろん個性のちがいはありますが、こうしたよく動ける本来の子供らしい状態にするわけです。
健康な状態ならばそれが普通です。じっとしていると育てやすく手がかからないように見えます。もちろん個々のお子さんで違いがありますから一概には言えません。
首をひねるほどじっとしている状態がつづくようならば、心に悩みや問題を抱えていることがあるかもしれません。
その場合には話を聞いて、子どもの気持ちをより理解するようにします。また必要に応じて専門家の相談を受けるようにします。
まとめ
疲れやすい子どもの体質 こうして改善できる
まずは健康のチェックから
疲れやすさを呼ぶ生活習慣
疲れやすさと食事
疲れやすさと基本的な生活習慣
疲れやすさと運動
疲れやすさと休息