赤ちゃんの予防接種が始まると、予防接種の後に発熱したという経験をすることがあります。突然の発熱に慌ててしまうママも少なくありません。
そこで今回は、 予防接種 を受ける前から、万が一 発熱 してしまった場合まで、知っておきたいことをまとめました。
知っておきたい!予防接種の後の発熱に備えて
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そもそも予防接種とは?なぜ発熱するの?
ウィルスや細菌などの病原体を注射器で体に直接入れて、体が病気を覚えておけるように抗体を作ります。そして、次に何らかの形で体が病原体に感染した際に、その病原体と体が戦えるように免疫をつけるという考えのもと作られたものが予防接種です。
予防接種は、体にとっては全て異物としてみなされます。その異物に対して体が何らかの反応を示すのが、発熱や発疹などの副反応なのです。
発熱は、予防接種の後24時間以内に発症し、その後2~3日続く場合もあります。熱の上がり方や症状には個人差がありますので、予防接種を受けた後は、赤ちゃんの様子をいつも以上に注意して観察しましょう。
予防接種を受ける前に、確認しておきたいこと
予防接種は「義務」「社会常識」などと思われている方も多いですが、実際はそうではありません。むしろ、予防接種にもリスクが伴うことをきちんと確認しておいてください。
例えば、子宮頸がんのワクチンでは、ワクチンの影響で下半身麻痺となってしまった女性がいます。これは他のワクチンにも当てはまることです。ワクチンには病原体の他にも、水銀やアルミニウムやホルマリンなどの添加物が含まれています。
1年に1回の予防接種ならまだしも、数週間ごとの接種、そして同時接種もしなければいけないとなれば、まだ小さい体の赤ちゃんにとってはかなりの負担です。予防接種を受けたせいで、発熱だけの症状にとどまらず、重症化してしまう可能性もないわけではありません。
最近では、予防接種を全く受けない子もいれば、2~3個のみを選択して受ける子、同時接種はせずに1つずつ受ける子など、予防接種の受け方にもさまざまな選択肢が出てきています。きちんと予防接種のリスクも知った上で、選択、判断していくようにしましょう。
予防接種を受けるなら必ず体調が万全な日に!
日本では、生後2ヵ月から予防接種のスケジュールがびっしり詰まっています。全部の予防接種をスケジュール通りに終わらせることに必死になってしまい、赤ちゃんの体調が思わしくない時に予防接種をしてしまうと、発熱などのリスクも高まります。
予防接種を受ける日は、少しの咳や鼻水や熱もない日を選ぶようにしましょう。食欲がなく、機嫌も悪く、体調も悪そうという時には、赤ちゃんを守るためにも予防接種のスケジュールを変更してください。
突然の発熱に備えて!予防接種を受けたら注意したいこと
予防接種を受けたら、赤ちゃんの様子を観察して、メモなどに詳細を記載しておくことをおすすめします。その際は以下の点に注目してみましょう。
- 熱は何度あるか
- 水分はしっかり取れているか
- おしっこは出ているか
- 涙は出ているか
- 顔色、唇の色は正常か
- 熱以外の症状はあるか(咳、鼻水など)
- 嘔吐、下痢はあるか
- 発疹はあるか
- アレルギー反応はあるか
- 泣き方や動き方に異常はないか
- 痙攣はあるか
- 呼吸の状態は正常か
以上の点について観察しつつ、当然激しい運動や熱いお風呂なども避けるようにしてください。もともとアレルギーを持っている赤ちゃんや、未熟児で生まれた赤ちゃんなどは、発熱などの副反応が出やすくなっているので、特に注意する必要があります。
予防接種を受けて発熱!その対処法とは?
予防接種を受けて万が一発熱した場合、まずは母乳やミルクなどでしっかり水分補給をしてください。また、抱っこやスキンシップで愛情表現をたくさんしてあげることで、赤ちゃんも安心するのでおすすめです。
離乳食が始まっている場合は、食欲があればあげても良いですが、嘔吐・下痢などの症状も一緒に出ていたり、食欲がなかったりしたら、離乳食はいったん中止しましょう。
市販の風邪薬や解熱剤などで対応しようとはせず、心配な症状がある、呼吸がおかしい、ぐったりしている、痙攣しているなどの場合は、すぐにお医者様に診てもらってください。
まとめ
知っておきたい!予防接種の後の発熱に備えて
そもそも予防接種とは?なぜ発熱するの?
予防接種を受ける前に、確認しておきたいこと
予防接種を受けるなら必ず体調が万全な日に!
突然の発熱に備えて!予防接種を受けたら注意したいこと
予防接種を受けて発熱!その対処法とは?