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副作用だけに注視して予防接種を受けないのは危険?(後編)

may

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yobousessyu ukenai

「副作用だけに注視して予防接種を受けないのは危険?(前編)」では、予防接種をするメリットや定期接種と任意接種の違いについてご紹介致しました。後編では、 予防接種 を 受けない 理由や自然発症のリスクと予防接種の副作用の比較についてご紹介致します。


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副作用だけに注視して予防接種を受けないのは危険?(後編)


- 目次 -

  • 予防接種を受けない理由とは?
  • 自然発症の際のリスクと予防接種の副作用の比較
  • 予防接種は受けるべきか?

予防接種を受けない理由とは?

乳幼児を子育て中、予防接種のスケジュール調整で頭を悩ます親たちも少なくありません。複数回打たなければいけないものや病気などでスケジュール通りに行かない事も多々あります。そして経済的な問題も外す事は出来ません。

任意の予防接種は自治体や病院によって金額が多少異なり1回約2,000円から約10,000円強のものが多いです。多くの予防接種が自治体ごとに無料化されているとはいえ任意接種のものや病気などの理由で指定期間外の接種になった場合は自己負担になってしまいます。

また種類によっては複数回接種しなければならないものもあります。何人もお子さんをお持ちの家庭では経済的負担は大きいものです。また予防接種を受けてもその病気にかからないわけではないというところも接種を悩む点になっています。

そして予防接種を受けない最も大きな理由は副作用の問題です。副作用が重症化して結果的に死亡してしまったという報告も出ています。

しかし死亡した病人に基礎疾患があったりはっきりとした症状が出ないまでも予防接種時に体調不良で免疫力が下がっていたことで病気になりやすい状態だったなどの背景がありました。

そのため予防接種のワクチンが死亡との明確な因果関係があるとは考えにくいとされています。


自然発症の際のリスクと予防接種の副作用の比較

今回はおたふくかぜを例として挙げます。2000年代に入ってからは年間20万人前後の発症が確認されています。発症年齢としては3歳から6歳で約60%を占めているほど主に子供が発症しやすい病気です。

主な症状は38度以上の高熱(発熱しない場合もあります)、耳下腺の腫れ、腹痛、首の痛み、頭痛などがあります。一度発症すると体内に一生涯抗体が持続するため再感染する事はほとんどないとされています。

特に大人になってから発症した場合40度以上の高熱を出す可能性もある上に男性の場合は生殖機能にダメージを与えてしまう可能性があるという怖い病気でもあります。

そして合併症が非常に心配されます。おたふくかぜになった人の50人に1人の割合で無菌性髄膜炎が発症する事が確認されていて発症すると強い頭痛があり嘔吐する事もあります。

男性の場合は睾丸炎を、女性は腹痛を訴えた場合は卵巣炎の可能性も考えられます。

最も怖い合併症としてはムンプス聾です。ムンプス難聴は回復する事が多いですが高度難聴にあたるムンプス聾は有効的な治療法がなく生涯完治する可能性が低いとされる病気です。

ムンプス難聴はおたふくかぜを発症した1,000人に1人の割合で発症する可能性があり年間700人程度がかかっているとされています。

この重症化したり合併症を発症すると恐いおたふくかぜには予防接種があります。おたふくかぜの予防接種の有効性としては90%以上と言われています。ウイルスを人工的に培養して弱毒化した生ワクチンを体内に入れます。

弱いとはいえウイルスを入れる事で軽いおたふくかぜと同様の症状が約2%から3%の割合で出る場合があります。また副作用の心配もあります。自然発症の場合と同様に無菌性髄膜炎やムンプス難聴の発症の可能性があります。

しかし予防接種をしている場合は無菌性髄膜炎が1,000人から2,000人に1人、ムンプス聾は15,000人から20,000人に1人と自然発症の時と比較すると少ない割合で発症します。

ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは日本での治験段階では重篤な副作用は認められませんでしたが予防接種後の死亡例も報告されています。

中でもヒブワクチンは死亡例が15人ある他に髄膜炎や発達の遅れなどの後遺症も出ています。しかし副作用だけにとらわれて予防接種をすべて受けないと判断する事は早計かもしれません。


予防接種は受けるべきか?

副作用の事を考えると安易に予防接種をする事をためらう親たちも少なくないでしょう。最終的に予防接種を受けるかどうかを判断するのはその子の親たちです。

予防接種は受ける事で高い確率でその病気を予防出来ると言われていますが完全にその病気にかからないということではありません。しかしもしその病気になった場合は軽い症状で治まるのです。

自然発症して重症化した場合のリスクや合併症になる人の割合と比較すると、予防接種した際の副作用の発症人数の方がはるかに少ない事は理解すべきことでしょう。

親たちは予防接種の副作用という点だけを注目して受けない事を決定するのではなく自然発症した場合のリスクと予防接種を受けた場合の両方の問題点を十分理解したうえで接種するかどうかを判断しましょう。

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まとめ

副作用だけに注視して予防接種を受けないのは危険?(後編)
予防接種を受けない理由とは?
自然発症の際のリスクと予防接種の副作用の比較
予防接種は受けるべきか?

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Filed Under: 子育て 関連タグ:予防接種, 受けない

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