子どもが親と初めて離れて集団の中で生活を送る 幼稚園 は、今後の子どもの人生にとって大きな意味を持つ場所になります。それだけに幼稚園選びは親にとっては大仕事です。幼稚園の選び方に悩んだ時は、順番に考えて行けば答えがでるものなのです。
幼稚園の選び方のポイント
幼稚園に望むことを上げてみる
幼稚園は園によって教育方針も違えば環境も違います。まずは親として幼稚園に望む条件を考えてみましょう。子どもに食べ物に関して強いアレルギーがある場合は、毎日給食が出る幼稚園よりもお弁当を持参する幼稚園の方が安心です。
毎日通園する際の交通手段も大切な要素です。行事が多い幼稚園は子どもにとっては楽しいものですが、親にとっては準備が多くて大変な場合もあります。
それから、小学校への準備としてひらがなや計算などのお勉強に力を入れている幼稚園もありますし、音楽や芸術面に力を入れている幼稚園もあります。
それぞれ魅力的ですが、自分が親として幼稚園で子どもに学んで欲しいものをまとめてみましょう。そういった条件の合う幼稚園を選んで、徐々に絞り込んで行きます。
園長先生の人柄や方針を良く知る
幼稚園候補をいくつかに絞り込むことができたら、園長先生の考え方を調べてみましょう。小学校も校長先生で学校の雰囲気が変わることがあるように、幼稚園での園長先生の存在はとても大きく影響します。
園の案内パンフレットを読んだり、近年はホームページを開設している所も多いので、簡単に調べることができます。園の教育方針と自分が考える教育方針が合っていないと、入園してから戸惑うことが多いはずです。幼稚園選びで1番重要ともいえることなので、慎重に検討してください。
先生方や園の様子を良く観察する
園長先生の考え方にも納得し、子どもに向いている幼稚園を選ぶことができたら、必ず幼稚園に行ってみましょう。どこの幼稚園でも見学を受け付けていますので、実際に子どもを連れて幼稚園で過ごしてみます。
先生方の様子を知るためには、やはり実際に足を運ぶのが良いです。自分の子どもに対する先生の接し方だけではなく、他の子どもとの関わり方も注意してみるようにします。
それから、若い先生が多い園なのか、ベテランの先生が多い園なのかも見ておきましょう。園の方針で若い先生が多い所やベテランが多い所もありますが、やはりベテランの先生と若い先生がバランスよくいる幼稚園は、比較的安心できます。若い先生にもベテランの先生にも、どちらにも長所があるからです。
後は園の設備を見ておくことも大切です。古い園舎であっても、きちんと掃除が行き届いているのか、遊具などに危険なものはないかなど、そういった点からも園の雰囲気が見えてくるものです。
園舎が新しくて、子どもが喜ぶような遊具がたくさんある幼稚園よりも、遊具が少なく設備も古い幼稚園の方が、子ども達がのびのびと楽しそうな幼稚園もあります。
最終的には子どもの意見を尊重する
幼稚園選びは、悩めば悩むほど深みにはまってしまい、答えをなかなか出せなくなってしまうものです。子どもへの思いが強いだけに悩みも大きくなってしまいます。親としていくつかの幼稚園を絞り込むことができたら、後は子どもに任せてみましょう。
幼稚園に行って先生と接したり、他の子ども達の様子を見ることで、子どもなりに感じるものがありますので、自分で通いたい幼稚園を選べるようになっているでしょう。
幼稚園の教育方針や環境はとても大切ですが、やはり、毎日子どもが元気に幼稚園に通ってくれることが何よりも親の喜びですので、最後は子どもが好きな幼稚園を選ぶことが、幼稚園選びでは重要なことなのです。
まとめ
幼稚園の選び方のポイント
幼稚園に望むことを上げてみる
園長先生の人柄や方針を良く知る
先生方や園の様子を良く観察する
最終的には子どもの意見を尊重する