子どもが幼稚園の入園を決めると、幼稚園での生活について親は不安になるものです。特に幼稚園の先生はどのように子どもと接してくれるのか、初めての場合は分からないことが多いですよね。少しでも不安を無くすためにも 幼稚園の先生 について知っておきましょう。
幼稚園入園の前に知っておきたい幼稚園の先生との接し方
幼稚園の先生になるために必要な資格
まず、幼稚園の先生とはどういった人がなれるのかを知っておきましょう。
幼稚園の先生になるためには「幼稚園教員免許状」というものが必要です。この「幼稚園教員免許状」には3種類あり、「1種免許状」、「2種免許状」、「専修免許状」があります。
「1種免許状」は4年生大学を卒業、「2種免許状」は短大・専門学校等を卒業、そして「専修免許状」は大学院を卒業した場合に取得できる資格です。
どの資格を持っていても仕事内容に違いがある訳ではありませんが、園の方針で昇給や昇進の面などで違いがある場合もあります。一般的に2種免許状を取得して先生になる方が多いです。そして、いずれの資格であっても、子どもの教育の専門家であることは間違いありません。
幼稚園では先生を信じてお任せする
初めての登園や初めてのバス通園で、子どもは母親と離れたくなくて大泣きされることがあります。入園前の方の中には、親と離れて幼稚園で過ごせるのかをとても心配されている方が多いと思いますが、心配はいりません。先生にお任せすれば、きちんと対応してくれます。
親は先生を信頼して子どもをお任せする気持ちを持つようにしましょう。幼児教育をきちんと学んできた先生方は、子どものことを見抜く能力も持っていますので安心して任せてください。
また、入園後、子どもの様子がおかしかったり、何か心配事があった場合などは遠慮せずに先生に相談してみてください。先生に相談するのは躊躇してしまいがちですが、親の不安な気持ちも先生は理解してくださいますので、適切な対応をしてくれます。
保護者と子どもを連携して育てる、といったことも幼稚園の先生にとっては大切な仕事の一環なので、園での子どもの生活面で気になる点などは先生に相談してみると良いでしょう。
子どもにとっても先生は信頼できる大人
幼稚園の先生は、上記のように短大や専門学校を卒業して資格を取得する方が多いため、比較的若い方が多いです。親よりも年齢が若い場合であっても、親は先生に対して敬う気持ちを忘れないように接するようにしてください。
子どもは、親の気持を敏感に感じ取ってしまいますので、親が先生が若いからと尊敬の気持を持たずに接していると、子どもも同じように接してしまいます。
子どもにとって先生は、園の中で信頼できる大人でなければ、幼稚園生活も上手く行かなくなってしまうでしょう。どんなに若い先生であっても、幼児教育のプロなんだということを念頭において先生と関わるようにしましょう。
親が先生を信頼するお手本を示すと、子どもも先生を信頼するようになります。
お友達とのトラブルもまずは先生に相談する
幼稚園での生活が落ち着いてくると、お友達とのトラブルが起こるかもしれません。そんな時、直接相手の子どもの保護者に話すのは極力やめましょう。
家庭により子どもの教育方針は違うものですので、場合によっては話し合いにならず更に親同士のトラブルに発展してしまうことも多いからです。トラブルに気付いた場合は、先生に相談してお任せしてください。
子どもの世界でトラブルは付きものです。それにより強くなって行くといった一面もありますので、ケガをしたりさせてしまった場合を除き、先生はあまり細かいトラブルは親に報告してくれない場合が多いです。
子ども同士で解決できるよう見守ってくれていますので、あまり親が騒ぎ立てるより、親の方も子どもの力を信じてあげましょう。トラブルを乗り越えることで子どもはまた成長できるのです。
まとめ
幼稚園入園の前に知っておきたい幼稚園の先生との接し方
幼稚園の先生になるために必要な資格
幼稚園では先生を信じてお任せする
子どもにとっても先生は信頼できる大人
お友達とのトラブルもまずは先生に相談する