歯が生え始めて離乳食からより食事の幅も広がってくる幼児食。体の成長も著しい乳幼児期に、体作りの基本となる大事な食事となるのが幼児食です。離乳食からの切り替え時期の見極めや月齢ごとの食事内容など非常に頭を悩ませます。
食材やメニューも豊富になり食べる楽しさを感じることにも重要な時期です。
今回は 幼児食 をご紹介します。
成長度に合わせた幼児食の進め方のい・ろ・は(前編)
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幼児食の開始時期は?
卒乳後離乳食から成長度に応じた調理方法で食事からのみ栄養を摂取するものを幼児食と言います。幼児食と言われる期間は一般的に離乳食の完了期とされている1歳半頃から5歳くらいとされています。
幼児食開始の見極めとしては、1歳半頃になると乳歯がだいぶ生え揃ってくることに加え、消化能力も安定してくるためより多くの調理法や硬さのメニューが食べられるようになってくるからです。
幼児食開始時期の見極めには歯の生え方が重要になると言うことです。歯が生えている場所や本数によって食べられる硬さも考慮する必要があります。
また1日の食事の中に離乳食のほかにミルクも加えていた時期から1日3食離乳食とおやつも加えるというリズムの食事回数・間隔が定着していることも重要となります。
しかし体の成長度合いや離乳食の進め具合はそれぞれ異なります。幼児食開始時期はあくまでも目安と考えるようにしましょう。
乳歯の生え方は?
幼児食開始時期を考える上で乳歯の生え方を理解しておくことが重要です。
第一段階で8ヶ月から9ヶ月頃になると下の前歯である乳中切歯2本が生え始めます。次に10ヶ月頃に上の下の前歯である乳中切歯2本が生えます。
第二段階では11ヶ月頃に上の乳中切歯の横に乳側切歯が生えて、後に1歳頃に下の乳側切歯が生え始めます。1歳4ヶ月から5ヶ月頃になると奥歯から1本手前の第一乳臼歯が生え始めますが、上下生え揃うまでには3ヶ月から4ヶ月程度かかり1歳8ヶ月頃生えきります。
1歳半を過ぎることになると1ヶ月程度かけて乳犬歯が生えます。最後に、2歳3ヶ月頃から最も奥歯にあたる下の第二乳臼歯が生え始めて上下3歳前頃までに生え揃います。
まとめ
成長度に合わせた幼児食の進め方のい・ろ・は(前編)
幼児食の開始時期は?
乳歯の生え方は?