「休憩を上手に取って効率良い受験勉強とは?(前編)」では、最適な受験勉強法や時間帯についてご紹介いたしました。後編では、集中力を高めるために質の良い休憩を取るための方法をご紹介いたします。
受験 まで集中力を維持するためには質の良い休憩や睡眠も 勉強 と同じくらい大切です。
休憩を上手に取って効率良い受験勉強とは?(後編)
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最適な休憩の取り方をする
東京大学(以下東大)卒業生の受験時代の休憩の取り方ランキングでは「1.音楽を聴く、2.仮眠をとる、3.携帯電話をいじる、4.散歩する5.読書をする」でした。これは東大生に限らず他の大学の受験生もほとんど同じ結果となったそうです。
しかしこの結果は受験生の彼らにとってベストな休憩の取り方とはいえなかったそうです。「2.仮眠をとる」や「4.散歩をする」は行き詰っていた感情をリフレッシュするために非常に良い休憩方法だったそうです。
しかし一方で「3.携帯電話をいじる」や「5.読書をする」という事を始めてしまうとその行動自体が楽しくなってしまって受験勉強に戻れなくなってしまうという意見が多数ありました。
結果的に受験生が上手な休憩の取り方として求めていることは、勉強の合間にいい気分転換になりその後頭をすぐ切り替えて勉強もシッカリ取り込めるようにする事という事でした。
そのため携帯電話でSNSやゲームなど終わりがなく興味を惹かれるようなものを休憩時間にする事は受験生にとって致命的とも言えるのです。
十分な睡眠は最も重要
受験勉強を長く行う上で常に十分な睡眠をとる事がとても重要になります。脳は新しい事を学んだ後にしっかりと睡眠をとってテストを行うと普段のテスト結果より2割程度上昇するという結果が出されています。
逆に寝不足によって普段のテスト結果より最も低い場合は4割程度低下するという結果も出ています。睡眠をとると脳は新しい情報を吸収しやすい状態になるという事なのです。
受験生の勉強は終わりがありません。覚えることの多さやこなさなければならない問題数を考えるだけでやる気が失せてしまう人もたくさんいる事でしょう。それは頭が常に受験モードになりすぎているからなのです。
睡眠時間を削ってまで勉強するという事は理想的な形とはいえません。人間の耐久心は何十日、何ヶ月も持つものではありません。
しかし一方では受験を乗り越えるためには受験の日まで集中力を持たせなければなりません。そのためには勉強のON・OFFの切り替えを上手に出来るようなサイクルを自分で探し出すことが必要となります。
OFFの時間も次に行う勉強時間に良い影響を与えるような形にする事が理想的なのです。受験生に関わらず学校のテストや会社でのプレゼンテーションなど自分自身の能力を一気に発揮しなければならない場合は特に重要になってくることが十分な睡眠のとり方です。
十分な睡眠をとる事で受験生が陥りがちな精神的ストレスを解消できて脳が長い時間高いレベルで働くようになります。また前日に覚えたことが記憶に定着もしやすくなるのです。十分な睡眠をするだけで集中力や思考力が高まり結果的に質が高く合理的な勉強ができるという事になるのです。
そして特に重要なのが受験生は健康でいなければならないという事です。十分な睡眠は体の免疫力をあげて何よりも病気になりにくい体作りができるのです。受験生の理想的な睡眠時間は6時間から7時間と言われています。
しかし忙しい受験生にとってこの時間を取る事は中々難しいかもしれません。その場合は勉強中の休憩を睡眠時間に充てる事も良い方法です。1時間勉強した後に10分から15分程度軽い睡眠をするという事です。
一度睡眠に入ると脳波が記憶力や集中力が高まる状態にしてくれるため少しの睡眠でも効果的といえるのです。ただし30分以上眠ってしまうと脳が深い睡眠状態に入ってしまう起きた後頭がすぐに回転しない状態に陥ってしまうため注意が必要です。
まとめ
休憩を上手に取って効率良い受験勉強とは?(後編)
常に自分の実力を認識しておく
理想的な受験勉強の方法とは?
最適な休憩の取り方をする
十分な睡眠は最も重要