小さい子どもを育てる中で、是非たくさん取り入れていただきたいのが「絵本の読み聞かせ」をしてあげるということです。具体的に何がいいのかと言うと、言葉を覚えることはもちろん、豊かな感情を作ることに繋がります。
さらに、読んでくれた大人と同じ世界を共有するということが子どもの情緒にとってとても大切です。読み聞かせをすることで、一緒に絵本の世界を共有する、親子のコミュニケーションツールなのです。
しかし、どんな絵本を選んだらいいのか、どの絵本作家がオススメなのか、書店で迷ってしまうという方も多いです。今回は子どもが楽しめる、オススメの 絵本作家 をご紹介します。
この絵本が面白い!オススメの絵本作家
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はじめに触れて欲しい絵本作家 松谷みよ子 「あかちゃんの本」シリーズ
1960年代から長く愛されているシリーズです。はじめて赤ちゃんに絵本を読んであげる、という時にオススメの作家です。「のせてのせて」や「あなたはだあれ」など、有名な物がたくさんあり、どれも小さい赤ちゃんの興味をそそるものばかりです。
中でもオススメなのが「いないいないばあ」という本で、こちらは6か月検診などで、市から配布されることもあります。この作家の絵本は全て、先が気になる展開で子どもと一緒に楽しみながらページをめくることができるので、是非読んでいただきたいです。
まついのりこ 「あかちゃんのほん」シリーズ
こちらもシリーズで出版されているもので、松谷氏ほどではありませんが初版1983年と古くから親しまれている作家です。こういった長く愛されているものにはそれだけの理由があるもの。実際に読んでみても子どもの反応がとても良いシリーズです。
とくに「じゃあじゃあびりびり」という本は人気もあり、実際にビリビリになるまで読んだという声もあります。シンプルな絵柄とポップな色使いで、子どもが楽しみながら色々なものの名称を覚えられる絵本です。
まついのりこ氏のこのシリーズは、分厚い装丁で子どもが自分で読むのにも扱いやすく、サイズも小さいので持ちやすいです。持ち運ぶのにも適しています。
絵本作家として長く活躍されている、五味太郎の世界
五味太郎氏も、そのイラストを見ただけで「五味太郎の絵だ!」と分かる程有名な作家です。有名な絵本も数多く出版されていて、どれもまさに五味太郎ワールドといった感じで独特の世界感を感じます。色使いも個性的なので、それも子どもにとって良い刺激になるのではないでしょうか。
五味太郎氏がオススメなのはその発想の豊かさです。「きんぎょがにげた」という絵本は、逃げた金魚が色々なところに隠れていて、それを探していくという絵本。
また、「まどからおくりもの」というしかけ絵本でも、サンタクロースがプレゼントを渡している相手は実は思っている相手ではないけれど、それに読み手は気が付きながら進んでいくという斬新な展開。こういった面白い発想が、子どもたちが楽しめる理由なのです。
中川李枝子と山脇百合子 姉妹の絵本作家の傑作たち
中川李枝子氏と山脇百合子氏は実の姉妹で、作と絵をそれぞれ担当されています。有名な作品として「ぐりとぐら」のシリーズがあります。のねずみのぐりとぐらが色々な経験をしていく物語は、大人も続きが気になってしまいます。
そんな風に、大人も子どもと一緒に楽しめる、共感できるということがとても大切なポイントです。海外でも評価の高い山脇百合子氏の絵は、大人が見ていてもかわいいと思う素敵な絵なのでオススメです。
とくに、シリーズ一巻目の「ぐりとぐら」で登場する大きなカステラは、子どもも大人も食べたくなってしまう夢のような大きなカステラ。こういうシーンが大人になっても心に残るのです。
長く愛されている作家たち
大人になっても子どもたちの目線になって、子どもの心を持って、子どもが喜ぶ楽しめるもの作品を生み出すことができる絵本作家の感性は素晴らしいです。家庭の中でだけでは体験させてあげられないものを絵本の世界で体験させてあげられる、それが絵本の良いところです。
そして、長く愛されている作家の本は、どこの書店でも取扱いがあり手に入りやすいので、すぐにでも取り入れることができます。
また、図書館や児童館でも、今回ご紹介したような長く活躍している作家の本は置いてあることが多いです。絵本を子どもに読み聞かせる時間を是非作ってみて下さい。
まとめ
この絵本が面白い!オススメの絵本作家
はじめに触れて欲しい絵本作家 松谷みよ子 「あかちゃんの本」シリーズ
まついのりこ 「あかちゃんのほん」シリーズ
絵本作家として長く活躍されている、五味太郎の世界
中川李枝子と山脇百合子 姉妹の絵本作家の傑作たち
長く愛されている作家たち