はいはい は、いつからはじまるものでしょうか。赤ちゃんの成長の中で、かわいい時期の一つが、はいはいをするようになった頃です。
四つん這いになる体勢だけではなく、はいはいには、いくつか種類があります。
今回は、はいはいの時期はいつごろなのか、できるようになる前には、どんな兆候があるのか、練習方法などをご説明します。
はいはいは、いつ? ~はいはいができるまでの道のり~(前編)
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はいはいは、お座りと同時期
はいはいを始める時期には、個人差があります。はいはいの時期の目安として、だいたい8ヶ月頃と育児書にはあります。
首がすわり、一人でお座りができるようになり、間もなくはいはいを始める赤ちゃんもいれば、はいはいをする前に歩行器に乗ってしまい、立つことを覚えると、はいはいをしないまま、突然つかまり立ちができるようになる赤ちゃんもいるのです。
このように、はいはいの時期は、あくまで目安なので、8ヶ月を過ぎても一向に兆候が見られないからと言って焦る必要はありません。ゆっくりと見守ってあげましょう。
はいはいまでの兆候
はいはいの時期である8ヶ月頃になると、はいはいをできるようになる前の段階として、ずりばい、ひじばい、高ばい、熊歩き、などの動きを見せてくれるようになります。
それぞれの動きをご説明します。
ずりばい
これは「ほふく前進」で、腕の力だけで、前へ進むというものです。
ずりばいも、覚えたての頃はゆっくりなのですが、すぐに自分なりのコツをつかみ、高速でずりばいする赤ちゃんもいます。
また、最近ではフローリングのお家が多いので、あかちゃんも滑りやすく、進むスピードが速くなっているとも考えられます。
ひじばい
ひじばいは、ひじを床につけて前へ進みます。
ずりばいの時は、手のひらを床につけて、体を引き寄せることで前に進みますが、このひじばいは、肘を左右交互につけて前進します。
このひじばいができるということは、腕の筋肉が、とても成長しているといえます。
ひじばいは、ひじで全身を移動させるので、ひじから肩にかけて、とても力が入る全身運動なのです。
高ばい・熊歩き
両手両足は床につけて、お尻を上げ、お腹も床から離れている状態で進みます。高ばいは、別名「熊歩き」ともよばれています。
4足歩行の動物、まるで熊が歩いているようにもみえます。この動きができる赤ちゃんは、手足の筋肉が発達しているといえます。
この高ばいが、できなくても良い、という意見もありますが、高ばいができるということは、かなり高度な動きができるようになったサインでもあります。
けして悪い動作ではありませんので、お子様が高ばいができるようになったら喜んでほめてあげることが大切です。
後編では、赤ちゃんがハイハイしたい気持ちになる練習方法や環境づくりについてご紹介致します。
⇒ 後編へ続く
まとめ
はいはいは、いつ? ~はいはいができるまでの道のり~(前編)
はいはいは、お座りと同時期
はいはいまでの兆候