自分の子の成長が他の子と違って少し遅れていると、うちの子は「 はいはい 」 しない が大丈夫かと不安になるお母さんも多いでしょう。しかし、子どもの成長は皆それぞれで人より少し遅くても大丈夫です。
成長の目安を見ながら赤ちゃんが健やかに育つ環境作りと成長を促す練習方法を知っておくことで心配が少しでも解消されるようにご紹介します。
はいはいをしない子のための環境作りと練習
はいはいをしない子もいる
はいはいをしないと検診や病院で心配だと話すお母さんが増えているようですが、実は「はいはい」をしないまま歩くようになる子もいます。
はいはいをしない子は足腰が弱くなると言われることがありますが、そうではなくむしろ歩くようになってからの運動量が多ければ足腰は鍛えられるので心配ありません。
はいはいなど赤ちゃんの成長は人それぞれ違います。時期は1つの目安として大らかに赤ちゃんの成長を見守りましょう。
はいはいの目安
通常7~8か月頃にはいはいをする赤ちゃんが多いのですが、生後5か月で始める子もいれば、9か月になって始める子もいて個人差があります。はいはいを含め、1歳前後の成長は特に赤ちゃんによって個人差が出やすい時期でもあります。
傾向としては寝返りをするのが成長の目安よりも遅めだった子は、うつぶせの態勢があまり好きではない子が多くて、はいはいをあまりしたくない、もしくはできなくて遅くに始めたり、はいはいをしないまま歩くようになるということも珍しくありません。
成長の過程の1つですが、はいはいは必ずしもしなければいけないことではありません。
はいはいしたい環境作り
赤ちゃんの過ごす部屋に家具や物がたくさん置いてあったり、子供用の柵でいつも囲われていると赤ちゃんの動きや好奇心を制限してしまう場合があります。赤ちゃんが十分動けるスペースを広くとってあげることは、はいはいを促す環境作りに大切なことです。
またつかまりやすいものが近くにあると、つかまり立ちをする練習にはなっても、はいはいには結びつかないことがあります。床は柔らかすぎず、硬すぎないマットを敷いてあげると赤ちゃんがはいはいしやすくなります。
はいはいをしないと心配な時は、赤ちゃんの過ごすお部屋の見直しをしてみると良いでしょう。
練習の仕方
はいはいをしてほしい、赤ちゃんの成長を手伝ってあげたいと思う場合は、はいはいを促す練習があるので実践にしてみましょう。
1つ目は赤ちゃんの手が届きそうで届かないところに好きなおもちゃを置いてみます。そうすると赤ちゃんはそのおもちゃを取りたいので一生懸命手を伸ばして取ろうとします。
その行為がはいはいの練習になり、うまくいくとそのまま「はいはい」をするようになります。電池式でいろんな場所に動いていくおもちゃだと更に良いでしょう。
2つ目はお母さんが少し遠いところから赤ちゃんの名前を呼びます。大好きなお母さんのところに行きたくておもちゃの例と同じように手を伸ばしたりしていることが練習になります。
他にもお母さんが赤ちゃんと同じように四つん這いになっている姿を見せてあげることも効果的です。赤ちゃんはお母さんやまわりの人を見て真似をしていろんなことを覚えていきます。
筋肉の発達
赤ちゃんの手や足の筋肉があまり発達していないと、はいはいができない場合があります。その理由の1つとして家で歩行器を使っている時間が長いと赤ちゃんはあまり筋肉を使わずにある程度自由に動くことができるので筋肉の発達が妨げられている可能性があります。
赤ちゃんの気持ちの面でも歩行器を使って動くことができていると、自分ではいはいをして動きたい、何かを取りたいという気持ちが育ちにくいことがあります。
まとめ
はいはいをしない子のための環境作りと練習
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はいはいの目安
はいはいしたい環境作り
練習の仕方
筋肉の発達