2011年から、小学校での英語の授業が開始されたことはご存じでしょうか。英語が使えるかどうかが重要視されるようになり、英語を学ばせる年齢もますます低年齢化しています。
小学校以前の未就学児が英語を学べる施設というと、英語塾がまず浮かびますが、最近では「プリスクール」という、英語で保育を行う保育園が人気となっています。
今回はそんな 保育園 での 英語 について、いい点、またはそうでない点についてもご紹介します。
本当に身に付く?保育園からの英語
早い方がいい?保育園時代から「英語耳」を作る
「人は、聞こえている言葉しか話すことができない」と言われています。英語を話せるようにするには、とにかく小さいうちから英語が聞こえてくる環境にいるということが大切です。
私たちが子どもの頃は、塾などで小学生から英語を学んでいる子どももいましたが、学校の授業として取り入れられていたのは中学、高校から。そのことが大きく影響してか、日本人はアジアの中でも英語が苦手とされています。
ですから、0歳から英語を始めるというのも決して早すぎるということはありません。保育園に通いながら英語に触れられる「プリスクール」は、こういった考えの保護者の希望に沿った画期的な場所として、今人気が高いのです。
保育園の保育の中で英語を・・・プリスクールとは?
この「プリスクール」という施設、馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。プリスクールは、大きく分けて3種類あります。
一つ目は、インターナショナルスクールの付属施設、二つ目は、学習塾などが経営するプリスクール、そして三つ目は、日本の幼稚園が経営する英語保育のスクールです。
早ければ0歳から入所でき、就学前までの期間通うことができます。基本的にこの施設の中では、英語で過ごします。
特徴としては、保護者が家庭で保育不可能な場合に家庭に近い環境で保育する一般的な保育園とは違い、教育に力を入れているカリキュラムを組んでいるのがプリスクールです。英語を語学として学ぶのではなく、自然に耳にし、使うことで身に付けていくという場所なのです。
良いところとしては、親が英語を話すことができなくても入園できる、という点があります。
プリスクールの費用はどのくらい?
プリスクールの学費は、スクールによって大きく違います。意外なことに、一般的な保育園に通うのとさほど変わらない費用で通えるプリスクールもあります。
入学金が2万円から15万円ほどかかり、それとは別に施設費、給食費などが発生する場合もあります。週に1回~5回と、通う日数にもよりますが、月に2万円~10万円くらいの学費となります。
施設によっては年間200万円ほど必要な場合もありますので、本当にスクールによって様々なのです。
卒業してしまえば忘れてしまうのか
プリスクールにせっかく通っても、残念ながら普通の小学校に上がれば徐々に英語は忘れていってしまいます。インターナショナルスクールなどに通う場合は別ですが、そのままの英語力をキープするためには、最低でも週に2~3回は英語塾などに通い英語に触れ続けなければなりません。
プリスクール卒業後も、英語に触れる環境を整い続けていくのはなかなか労力も必要ですしお金もかかります。しかし、忘れてしまうといっても、発音や聞き取りができるという部分は残り、学校での英語の授業がスムーズに入ってきたり、得意科目となることも多いです。
普通の保育園でも英語が学べる!
最近では、プリスクールではない普通の保育園でも、英語のレッスンを受けることができる場合があります。日本人の先生の場合もありますが、本場アメリカの先生などを招いてネイティブな英語に触れることができることもあります。
子どもに、英語に対して苦手意識を持たずに楽しんでほしい、という程度なら、このくらいの取り組みの保育園に通わせるのでも十分なのではないしょうか。
まとめ
本当に身に付く?保育園からの英語
早い方がいい?保育園時代から「英語耳」を作る
保育園の保育の中で英語を・・・プリスクールとは?
プルスクールの費用はどのくらい?
卒業してしまえば忘れてしまうのか
普通の保育園でも英語が学べる!