これから子どもを保育園に預けることを考えている方は、どの園に入れようか、金額はどう違うのか・・・と色々調べ、ベストの保育園を探します。
保育園の保育料は全国一律ではなく、その自治体と世帯の収入によって実は大きな差があります。子どもを預けて仕事をするのですから、できるだけ出費は少なく抑えたいところです。
今回は 保育園 の 料金 について詳しくお伝えします。
保育園の料金は自治体と世帯収入で決まる
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一番保育料が高額な年齢は何歳?
保育料はその子どもの年齢によっても金額が変わってきます。通常一番高い保育料になるのは0歳児クラスの場合で、1~2歳のクラスでもほぼ同額くらいの金額がかかることが殆どです。
その金額は、児童一人あたりの平均額が20,491円で割合としては2万円以上3万円以内という方がおよそ30パーセントを占め一番多いです。
なぜ子どもが小さい程保育料が高額になるのか
子どもは小さければ小さい程、手がかかります。その為、子どもの人数に対して配置しなければならない保育士の人数が変わってくるのです。
0歳児クラスでは、保育士一人が保育できるのは3名までと法律で決められています。これが1歳児クラスになると一人が6名まで保育できるようになり、年齢によって変わっていきます。ですから、小さければ小さい程、人件費がかかり、その分保育料は上がってくるのです。
自治体によって保育料が変わる
子どもの年齢によって違う保育料ですが、自治体によっても様々です。所属している自治体によって補助金の金額が違うのでそれに応じて保育園の保育料にも差が出てきます。
それ程大きな金額の差にはまずなりませんが、毎月、何年も支払う保育料ですから、できるだけ家計に優しい方が助かります。まずは所属している自治体の保育料を調べてみると良いです。
世帯収入によっても保育料に差が?
さらに、その世帯の収入によっても保育料は変わります。その世帯の収入が多ければ、当然より多く保育料を負担しなければなりません。ですが逆に収入が少ない家庭にとっては負担が軽くなるシステムになっています。
基本的にはこのスタイルですが、詳細はそのケースによって様々ですので、よく調べる必要があります。
例えば、ある自治体の例では、年収が300万円の家庭で、所得税が年間に39,000円だった場合、保育料は月に19,500円となり、年収が800万円ある家庭で、所得税が年間423,000円だった場合は月に60,170円と大幅に金額が変わります。
現在の経済状況と、年齢、自治体の全てを照らし合わせ、はじめてかかる費用が分かるのです。
3人目は保育料が無料?
全国共通というわけではありませんが、預ける子どもの人数が多いと保育料が徐々に安くなるようになっている自治体が多いです。多いケースとしては、一人目は通常の保育料で、二人目がその半額、三人目はなんと無料という自治体です。
生後2か月から保育園に入所できるので、0歳児クラスから小学生に上がるまでの6年間預けたとすると、かなりの高額になるのでありがたい取り組みです。
認可保育園と認可外保育園での保育料の差
認可の保育園で空きが無い場合、無認可の保育所を選ぶこともあります。認可外の保育所というのは、認可の保育園に比べ保育料が高い傾向があります。
認可外の場合、その家庭の収入に関係なく、さらに補助金も出ない場合は月額が倍以上になってしまうこともあります。自治体によっては認可外でも補助金が出ることもありますが、それでも全体的に認可外の方が高額です。
例えば年収400万円の家庭の場合、認可なら20,000円代で済むところを、認可外の園だと50,000万円を超えるというパターンもあります。
保育料はこれだけ様々な条件の中で決まってくるので、自分の場合はどうなのかをよく調べる必要があります。所得税額が分かるとスムーズなので、源泉徴収票は大切に保管しておくと良いです。
まとめ
保育園の料金は自治体と世帯収入で決まる
一番保育料が高額な年齢は何歳?
なぜ子どもが小さい程保育料が高額になるのか
自治体によって保育料が変わる
世帯収入によっても保育料に差が?
3人目は保育料が無料?
認可保育園と認可外保育園での保育料の差