ママとして育児を楽しみたいと思っていても、いつの間にか疲れを感じてしまうことがあります。幸せや喜びを感じるはずの 育児 でなぜ疲れてしまうのか、ママの生活や社会環境のなかの 疲れる 原因や軽減方法をご紹介します。
可愛い我が子の育児…でも疲れる。育児で疲れるその原因とは
子育ては大変?育児で疲れる理由
子育ては赤ちゃんの成長を間近で見ることができるため、幸せや喜びを感じる機会も多くありますが、疲れやストレスを感じるママも少なくありません。
特に初めての出産後はママの体調が万全でない中で育児が開始されることや、慣れない育児に翻弄され心身ともに疲労してしまうこともあります。
多くのケースで「育児が疲れる」と感じる根本には、「これまでの社会生活では考えられなかった予想できない事態が何度も起こること」があります。
ママはこの予想できない事態を1日に何度も解決する日が続き、対応策を考えては新たな予期せぬトラブルが発生することで徐々に疲れやストレスを溜めてしまいます。
子育て中は子供の生活サイクルに合わせるため、ママがこれまで営んできた生活が一変することもあります。女性は男性よりも精神的な疲れを感じやすいと言われており、これまでの常識が通用しない育児では、ママはさらに疲れを感じやすくなります。
人によって違う疲れの程度と原因
全く同じ生活を送っても、感じる疲れの程度には個人差があります。また同じ月齢や年齢の子育てであっても、子供の成長や家庭環境、ママの体力などはそれぞれ異なるため、ママによって疲れの原因もさまざまです。
そのため育児が全く苦にならない人から日常生活に支障が出るほどの疲れを感じる人がいても不思議ではありません。疲れを溜め込まないためには、他の人と比較せず自身の疲れの程度や原因を把握することが必要です。
だるさや、やる気の低下、起き上がることがつらいなどの「疲れ」は、身体が知らせる危険信号のひとつです。ママ以外に赤ちゃんのお世話をする人がいない状況では、ママ自身が疲れに気付かないケースや、意識をそらし頑張りすぎてしまうケースもあります。
疲れの放置で自律神経やホルモンバランスの乱れが起こり、免疫力や自然治癒力の低下からさらに疲れが取れにくく溜まってしまう悪循環に陥ってしまうこともあります。
また心身が限界になると倒れてしまう危険もあります。疲れのサインを見逃さず、できるだけ睡眠や休養を取るよう心がけることが大切です。
マズローの欲求階層説からみる育児中のママ
心理学者のアブラハム・マズローは人間の欲求を、5段階のピラミッド型に示しました。
人間が生きるために最低限必要な食事・排泄・睡眠など、生理現象を満たすための欲求を「生理的欲求」、安全・安心して食事や睡眠が取れる生活を営みたいという欲求を「安全欲求」、仲間からの愛情を得たいと思う欲求を「愛情欲求」、自立した個人として認められ、尊重されたいという欲求を「承認欲求」、自身の持つ能力や可能性を引き出し、目標を達成したいという欲求を「自己実現の欲求」の5段階です。
これらの欲求は、生理的欲求を下位欲求、自己実現の欲求を上位欲求とし、下位欲求をある程度満たすと次の段階の欲求が芽生えるとされています。
また生理的欲求から承認欲求までを欠乏欲求とも言い、これらが満たされない時に、人は緊張や不安を感じます。
育児では子供の生活サイクルに合わせるため、ママは食事や睡眠を満足に摂れないことや、パパや家族とのコミュニケーションが減ることで愛情が満たされない、社会から孤立しママが尊重される機会の減少などで欠乏欲求が満たされていないことが多くあります。
育児の疲れを軽減する方法
育児で疲れを溜めないように、自分なりの疲れへの対処法を持つことが大切です。肉体的な疲れには、食事・睡眠・運動の3つが効果的です。
育児に追われゆっくり食事を摂れないママも少なくありませんが、疲労回復に効果があるビタミンB1を多く含む玄米や豚肉、うなぎなどを意識的に食べることでも違いが出ます。
またまとまった睡眠が取れない場合は、音楽や匂い、寝具などリラックスできる環境であれば良質な休息をとることができます。
精神的な疲れは夫や家族の協力や子育てサポートなどの利用で、短時間でも育児から離れ自分の時間を得ることで解消されやすいと言われています。
趣味やスポーツなど、育児中心の生活とは異なる非日常を取り入れることで、肩の力が抜け気持ちが楽になります。
自身で工夫をしても疲れが取れない場合は、背景に病気が隠れているケースもあるため、無理せず専門家に相談することも必要です。
まとめ
可愛い我が子の育児…でも疲れる。育児で疲れるその原因とは
子育ては大変?育児で疲れる理由
人によって違う疲れの度合いと原因
マズローの欲求階層説からみる育児中のママ
育児の疲れを軽減する方法