豆腐 は、大豆が主な材料ですから植物性タンパク質が豊富に含まれています。 離乳食 をはじめて間もない 初期 のうちから、母乳やミルク以外のタンパク質を補給する食材としてもおすすめです。
豆腐を離乳食に取り入れる方法についてご紹介します。
初期からおすすめ!豆腐で簡単につくれる離乳食
豆腐の原材料と栄養
豆腐はやわらかいため、固形物を食べることに慣れていない、離乳食初期から食べることができます。
豆腐は大豆の絞り汁である豆乳に、にがりなどの凝固剤を加えて作られます。主な原料である大豆はタンパク質が豊富なほか、余分なコレステロールを排出するレシチンや、腸まで届いて善玉菌のエサになる大豆オリゴ糖といった栄養がふくまれています。
また、微量に含まれるにがりから、マグネシウムなどのミネラルも摂取することができます。消化吸収がよく赤ちゃんのお腹の調子を整えてくれますので、積極的に離乳食に取り入れたい食品です。
絹ごし?木綿?お豆腐の選び方
はじめて食べるお豆腐は、くせのない絹ごしがよいでしょう。高野豆腐も、水で戻す前に下し金などですりおろして、粉末状にしてからだし汁で煮ると、離乳食初期でも食べられるペースト状になります。豆腐は大豆と凝固剤がおもな材料です。
豆腐を選ぶときは、原材料名をよく見るのがポイントです。凝固剤以外の余計な添加物が入っていないものを選びましょう。また、できるかぎり遺伝子組み替えではない国産の大豆を使っている豆腐を選ぶようにしましょう。
大豆アレルギーの心配は?
はじめて食べさせるときはどんなものも、ひとさじずつ食べさせるのがポイントです。きな粉やおからに比べると、アレルギーの抗原としては弱いものですが、豆腐も大豆アレルギーを発症する可能性があります。
はじめて豆腐を食べた後に蕁麻疹が出た場合には、大豆アレルギーを疑いがあります。すぐに病院に連れていけるよう、豆腐に限らずはじめての食材は午前中に食べさせましょう。
充填豆腐は使っても大丈夫?
充填豆腐とはパックの中に水が入っていないタイプのお豆腐です。充填豆腐は、ほかの絹ごしや木綿といった豆腐にくらべて、消費期限が長いのが特徴です。長持ちするため、添加物を心配される方もいますが、充填豆腐も離乳食に使って問題ありません。
充填豆腐はほかの豆腐と違い、容器に豆乳と凝固剤だけを密封し、密封後に容器ごと加熱して殺菌するため保存性が高いのです。
保存料を多く入れているわけではありませんので、安心してください。充填豆腐はやわらかくまろやかな味のものが多いので、離乳食にもおすすめです。
裏ごしなしでOK!初期のうちは加熱
殺菌のためにも、豆腐は食べさせる前に加熱しましょう。電子レンジでチンしたり、茶こしに入れて熱湯をまわしがけするだけでも効果があります。赤ちゃんに豆腐を与えるおすすめのタイミングは、豆腐のお味噌汁を作るときです。
おみそを入れる前に茹でた豆腐だけを別に分けておくと、家族のご飯も赤ちゃんの離乳食も作れて一石二鳥です。無添加のダシでゆでた豆腐なら、ほんのり下味もつきます。豆腐はやわらかいため、歯がない赤ちゃんでも裏ごしなしで食べることができます。
また、ペーストにした場合は、ほかの野菜ペーストと混ぜるとまろやかな味になります。野菜が苦手な赤ちゃんには豆腐ペーストと混ぜたメニューを試してみてはいかがでしょうか。野菜だけでなく、バナナのペーストと合わせると、自然な甘さのデザートにもなります。
冷凍保存はNG!
お豆腐の冷凍保存はNGです。冷凍して解凍すると、水分が分離してボソボソした食感になってしまいます。
また、豆腐はパックに入ったままですと、冷蔵庫の中でもあまり日持ちしません。豆腐は水から腐っていきます。そのため、パックから取り出して毎日水を交換すれば3日程度は日持ちします。
ただし、赤ちゃんに食べさせるのであれば、できるだけ1から2日程度で使い切るようにしましょう。裏ごしなしでもお湯や電子レンジで加熱して、さっと出せるのが豆腐の魅力です。食べる直前に取り分けて、新鮮でおいしいお豆腐を食べさせてあげましょう。
まとめ
初期からおすすめ!豆腐で簡単につくれる離乳食
豆腐の原材料と栄養
絹ごし?木綿?お豆腐の選び方
大豆アレルギーの心配は?
充填豆腐は使っても大丈夫?
裏ごしなしでOK!初期のうちは加熱
冷凍保存はNG!