離乳食 が進んでくるにつれて、そろそろ 卵 にも挑戦したい!と考えている方も多いのではないでしょうか。卵は栄養も豊富で調理も簡単なので、離乳食に取り入れたいところですが、アレルギー反応も気になります。
そこで今回は、離乳食で卵を取り入れる際のポイントをご紹介します。
離乳食で初めての卵 これだけは押さえておきたいポイント
卵アレルギーの現状について
厚生労働省の調べによると、小児期に最も多いアレルギーは鶏卵によるものだと言われています。みなさんの周りにも卵アレルギーをお持ちの方がいるのではないでしょうか。ただ、年齢とともにアレルギーを克服していくお子様も多いとも言われています。
離乳食に卵を取り入れる前に心配なことがあったり、また実際に離乳食に卵をあげてみて「もしかしてアレルギー反応かも?」などと思ったりするようなことがありましたら、すぐにかかりつけのお医者様に相談してください。
卵はいつから始めたらいいの?
離乳食中期以降(7~8ヵ月以降)が良いと言われています。ただ、離乳食の進み具合には個人差があるように、卵を始める月齢もさまざまです。
あまり時期にはとらわれず、ある程度いろいろな食材を食べられるようになり、消化も良くできていると確認できたら始める方が良いでしょう。万が一アレルギー反応が出た場合に備えて、初めて卵をあげる時は平日の午前中がおすすめです。
どうやって進めたらいいの?
卵黄→卵白→全卵の順であげていきます。卵白にはアレルゲンでもある「オボアルブミン」と「オボムコイド」が多く含まれており、卵黄より卵白でアレルギー反応がでる確率が高いです。そのため、まずはアレルギー反応が出にくい卵黄から始めます。
耳かき程度の量をあげて様子を見て下さい。卵黄が問題なく食べられるようになってから、次に卵白です。通常は卵黄を初めて1ヵ月後と言われていますが、こちらについても個人差があるかと思います。
アレルギー反応もなく卵白が食べられるようになったら、最後に全卵へとステップアップしていきましょう。
どんな調理がいいの?
卵でもう一つ心配なこととして、「サルモネラ菌」があります。このサルモネラ菌は熱に弱いため、離乳食の卵は十分に火を通すようにしてください。はじめは卵全体を固ゆでし、卵黄だけをあげるのが良いでしょう。
ただし卵黄だけだと、ボソボソして食べにくい場合もあります。そのような時には、母乳や今まであげていたミルクなどでペースト状にするのもおすすめです。同じ食材でも形状を変えると食欲が違うということがよくあります。
炒り卵やスープも良いですし、ハンバーグやつくねに混ぜたり、またはお菓子づくりに使ったり、ママが簡単に楽しくできる調理法であげてみてください。
どんな卵を選べばいいの?
スーパーに行くと、たくさんの種類の卵が置いてありますが、できるだけ新しいものを選んでください。また、卵の殻にひびなどが入っていると、割れている部分から菌が入ってしまっていることもあるので、ひびのないきれいな卵を選びましょう。
また少し高価なものにはなりますが、狭いケージで飼われた鶏の卵ではなく、広々とした場所でのびのびとストレスフリーで育った平飼いの卵や、遺伝子組み換え食品の飼料を与えられていないような卵もおすすめです。
最後に
卵はアミノ酸スコア100で栄養満点ですが、アレルギーのリスクも高いです。卵を進める上で心配なことや、実際にアレルギー反応が出てしまった際には、かかりつけのお医者様に相談してください。そして離乳食において何より大切なのは、楽しむことだと思います。
一生懸命つくった離乳食を食べてくれいないと、悲しくなったりイライラしたりします。そんな状況の中で、離乳食をどんなに進めようと頑張ってもママもお子様も辛いのではないでしょうか。
母乳やミルクをたくさん飲んでいる子であれば、まだまだ離乳食も食べないかもしれません。そのような時は、ちょっと休んでみたり、日数をあけてまた挑戦してみたり、ぜひママもお子様も楽しい!と思える時間をつくってみてください。
まとめ
離乳食で初めての卵 これだけは押さえておきたいポイント
卵アレルギーの現状について
卵はいつから始めたらいいの?
どうやって進めたらいいの?
どんな調理がいいの?
どんな卵を選べばいいの?
最後に