玉ねぎ は 離乳食 初期から利用できる万能な野菜です。玉ねぎは年間を通し安定して手に入り、和洋中のいろいろな料理のわき役として活躍してくれます。常備菜として、常に冷蔵庫に入っている家庭も多いはずです。
玉ねぎは生で食べると辛みがありますが、よく煮込むことで甘みが増し、離乳食初期から使用することができます。玉ねぎで離乳食のレパートリーを増やしましょう。
玉ねぎで離乳食 ~玉ねぎは離乳食初期から使える万能選手~
玉ねぎとは
玉ねぎはユリ科の仲間で、血液をサラサラにしてくれる働きがあるのは有名です。
それ以外にも、疲労回復効果や食欲増進などの効果が期待できます。赤ちゃんだけでなく、パパやママの食事にも玉ねぎを取り入れ、一緒に健康体を目指しましょう。
玉ねぎの中には硫化アリルという物質が含まれています。この硫化アリルが加熱されることによりプロピルメルカプタンという糖度の高い物質に変化します。
玉ねぎに熱を加えると甘くなるのはこのためです。
良い玉ねぎは、外皮が乾燥してツヤがあり、触ると硬くて重いものです。
玉ねぎはとがった頭の方から痛むので、頭を触ってしっかりとした手ごたえがあるものを選びます。
玉ねぎを使うときのポイント
玉ねぎの種類はよく見かける黄玉ねぎの他に、白玉ねぎ、小玉ねぎ、赤玉ねぎ、新玉ねぎがあります。
過熱するときは黄玉ねぎや白玉ねぎ、小玉ねぎを使用し、生で食べるときは赤玉ねぎ、新玉ねぎを使用することをおススメします。
しかし、離乳食では生で食べさせる段階ではないので、前者の黄玉ねぎや白玉ねぎ、小玉ねぎを使用します。
離乳食に使うときは、よく過熱し、甘みととろみをだします。
たくさん作り小分けにして保存しておくと、いろいろな料理に加えることができてとても便利です。
また、硫化アリルにアレルギー反応がでることがあります。初めて食べさせる時は小さじ1程度から与えてください。
玉ねぎ離乳食レシピ
玉ねぎピューレ(離乳食初期)
材料
玉ねぎ1センチ幅のくし切り2つ、野菜スープ50㏄
- 玉ねぎはみじん切りにして、野菜スープに加えて柔らかくなるまで煮込む
- 十分に柔らかくなったら取り出し、すり鉢ですり潰す
具たくさんスープ(離乳食中期)
材料
玉ねぎ1センチ幅のくし切り1つ、トマト8分の1、ジャガイモ1センチ幅の輪切り1つ、野菜スープ100㏄、片栗粉小さじ2分の1
- 玉ねぎはとジャガイモはみじん切り、トマトは皮をむき種を取り除く
- 鍋に野菜スープを煮立て1を加え、柔らかくなるまで煮込む
- 一度火を止め、水で溶いた片栗粉を回し入れ、もう一度火をかけとろみを出す
鮭と玉ねぎのパスタ(離乳食後期以降)
材料
パスタ15本程度、玉ねぎ1センチ幅のくし切り1つ、ブロッコリー1房、刺身用の鮭の切り身1切れ、野菜スープ80㏄、牛乳大さじ2、小麦粉小さじ1、コンソメ少々
- 牛乳と小麦粉を泡だて器でダマがなくなるまでよく混ぜる
- パスタは1センチ程度の長さに折り、柔らかく茹でる
- ブロッコリーと鮭の切り身は茹でてみじん切り
- 玉ねぎはみじん切りにし、野菜スープにいれ柔らかくする
- 玉ねぎが柔らかくなったところに2と3を入れる
- 1を入れとろみが付いたらコンソメで味付けする
上記のレシピで使用している野菜スープとは、好みの野菜を煮込んで作る煮汁のことです。製氷機に入れ冷凍しておきます。
煮込んだ野菜もみじん切りにし、小分けにして一緒に冷凍するとパパッと離乳食が作れ、赤ちゃんがお腹を空かして泣いている時などに非常に便利です。
玉ねぎの保存方法
玉ねぎは風通しがよく日に当たらない場所に置くことで日持ちがします。反対に新玉ねぎは日持ちがしないので2~3日程度で食べきってください。
離乳食用に冷凍するときは過熱をして月齢にあった細かさに刻みます。
まとめ
玉ねぎで離乳食 ~玉ねぎは離乳食初期から使える万能選手~
玉ねぎとは
玉ねぎを使うときのポイント
玉ねぎ離乳食レシピ
玉ねぎの保存方法