5,6か月頃から始めた離乳食にも慣れてきて大人と同じような食事ができるようになる 離乳食 完了期 (12~18か月)です。大人と一緒に楽しく食卓を囲み献立の種類を工夫しましょう。
1日3回の離乳食で補いきれない栄養やエネルギーを1、2回のおやつで補います。
離乳食から大人の食事の取り分けに
完了期って
パクパク期ともいわれるほど、大人と同じようにほとんどの食材を食べることができるようになります。バナナくらいの硬さのものが歯茎で噛んで食べられるようになったら大人の料理の取り分けをすることができます。
赤ちゃんは1回の離乳食でまだまだたくさんの量は食べられないので、1日3回の離乳食以外に1、2回おやつをあげます。おやつは必ずしもあげなくてはいけないものではなくて、次の食事の妨げにならない程度に補うものとして考えましょう。
お菓子などのおやつではなく、小さいおにぎりやバナナなどエネルギーとなるものを与えます。好き嫌いや、ムラ食べ、同じ食べ物ばかりを食べるといった行動が見られることもありますが、赤ちゃんの様子を見て調理法や食材選びを工夫していきましょう。
完了期に食べられる食材
炭水化物と野菜、果物は調理法に気をつければ、ほぼ何でも食べられるようになります。油抜きをした油揚げや添加物がなく塩分の少ないウィンナーが追加でこの時期にあげられるようになります。
これまで調理用にのみ使われていた牛乳を飲んでも良い時期です。アレルギーがなく1歳を過ぎたら牛乳かフォローアップミルクを1日400mlあげます。うどんは半玉ほど、食パンは8枚切りのものを1枚程度食べるようになります。
食べる練習をさせよう
離乳食後期に手づかみ食べをし始めた赤ちゃんに継続して手づかみ食べで自分で食べたい気持ちを応援してあげましょう。ボロボロになりにくいように調理方法を工夫して赤ちゃんが食べやすいものを作ります。
それでも食べ物を落としてしまったり、食事の時間に散らかってしまうでイライラしないように先に床に新聞紙をひいておく、赤ちゃんに洗いやすいエプロンをしておくなど対策をしておくとお母さんの後片付けが楽になります。
口の中に一度にたくさんの量を入れすぎてしまうのは、この時期に自分の口に適切な量がわかるように練習しているのです。奥歯が生えてきますが、噛む力はまだそれほどないので離乳食の後期と同じぐらいの柔らかさのものをあげるようにしましょう。
食事にかける時間
手づかみ食べで興味を持って食べるのは集中力があるせいぜい10分ぐらいです。その後は自分で食べさせてても遊んでいるだけになることが多いのでお母さんが赤ちゃんに食べさせてあげて30分ぐらいで食事は切り上げるようにしましょう。
あまり食べず栄養面で心配される場合がありますが、ダラダラと食事を続けているよりは30分で切り上げて次の食事の時に摂取できなかった栄養分の調整をしましょう。
大人の食事の取り分けメニュー
うどんは半玉ほど食べられるようになるので、多めにうどんを茹でておいて子供にわけます。子供の分は包丁またはヌードルカッターで食べやすい長さに切ります。うどんの上に乗せる具でバリエーションをつければ大人の食事と子供の食事が簡単にできます。
お味噌汁ならその時に冷蔵庫にある食材えバリエーション豊かな献立になるので毎日でも取り入れたいものです。
大人の食事の取り分けをする際に気をつけたいのはあまり味の濃いものは子供にあげるのを控えたほうが良いので子供の分を先に取り分けておいてから薄味をつける、もしくは大人も健康のためにだしを効かせた薄味で調理するように心がけると良いでしょう。
まとめ
離乳食から大人の食事の取り分けに
完了期って
完了期に食べられる食材
食べる練習をさせよう
食事にかける時間
大人の食事の取り分けメニュー