カミカミ期といわれる 離乳食 の 後期 になってくると赤ちゃんは奥の歯茎を使って食べる練習をしていきます。1日1回だった離乳食も1日3回と回数が増えます。自分で食べたいという意欲も高まってくるのでそれに応じたレシピで赤ちゃんの食べたい気持ちをサポートしてあげましょう。
赤ちゃんの食べる意欲をサポートする離乳食後期
離乳食後期って
離乳食を1日3回にすることで母乳やミルクの量が日中5~6回とこれまでより少なくなってきます。奥の歯茎を使って食材を細かくして食べる練習をする時期なので、食材の調理の際は歯茎でつぶせる硬さにしましょう。
早寝早起きを心がけて食事の時間をいつも一定にすると赤ちゃんの食事のリズムができていきます。毎回の食事の時に適度にお腹がすいていないと遊び食べをしたり、必要な栄養がとりずらかったりするのでリズムは大切です。
離乳食の回数が多くなる分、栄養バランスに気をつけていきますが、1回の食事をバランス良くするというよりも1日や1週間単位で必要な栄養がバランス良くとれていれば大丈夫です。
食べる練習が進んできて、食べ物に自分で手を伸ばす仕草が見られるようになったら手づかみの練習をしましょう。
後期に食べられる食材(炭水化物)
お粥は5倍粥をあげるようになります。パン類ではロールパンやホットケーキなどが食べられるようになります。
ホットケーキミックスと野菜を茹でて裏ごししたものを混ぜれば野菜の蒸しパンが簡単にできます。ロールパンはほんのりと味がついていて赤ちゃんも喜んで食べてくれるでしょう。小さく切って少しずつあげるか、ミルクや水分にひたして食べやすくしてあげましょう。
後期に食べられる食材(ビタミン・ミネラル)
柔らかく茹でればほとんどの野菜や果物を食べることができます。旬の食材を選ぶようにすれば栄養も満点で経済的な食材選びができます。それぞれの食材に慣れてきたら2つの野菜、野菜と果物のように混ぜて工夫してみるとバリエーションが増えるでしょう。
後期に食べられる食材(たんぱく質)
豚肉や牛肉など赤みの肉が食べられるようになります。ハンバーグや肉団子を作る際には中までしっかり火が通っているのを確認するようにします。ひき肉が飲み込みにくそうな場合は、汁物でとろみをつけると赤ちゃんが食べやすくなります。
レバーでたんぱく質だけでなく鉄分の補給もできます。卵は卵黄だけだったのが全卵をあげられるようになるのでレシピのレパートリーが増えるでしょう。半熟にはせず中までしっかり火を通してあげます。
手づかみ食べ
手づかみ食べで赤ちゃんの食べる意欲をサポートしてあげましょう。手づかみ食べに慣れてきたら前歯で柔らかいものを噛めるようになるので柔らかく茹でた野菜のスティックなど手に持たせてあげると自分で小さく噛んで食べる様子が見られるでしょう。
フリージングを活用
1日3回の離乳食を毎回作るのは大変です。野菜をまとめて茹でておいて1回分ずつ冷凍保存しておくと便利です。
その際に一度に茹でた野菜を玉ねぎ、人参、かぼちゃなどそれぞれの食材別に分けて1回分ずつ冷凍しておくのと、野菜ミックスとしていろんな野菜を混ぜたものを1回分ずつ冷凍保存しておくと毎回の離乳食を作る時に、レシピに合わせて使えるのでお勧めです。
好き嫌いについて
赤ちゃんがどうしてもその食材を食べない時は食材自体が苦手な時と、調理法が苦手な時と両方の可能性があるので食べない時は、その日に無理してあげるのをやめてまた後日違った調理法で同じ食材をあげてみるなど工夫してあげると赤ちゃんは食べられるようになっていきます。
1度食べなかったからと言って、それ以降あげないでいると本当に嫌いになってしまうかもしれないなので注意が必要です。
まとめ
赤ちゃんの食べる意欲をサポートする離乳食後期
離乳食後期って
後期に食べられる食材(炭水化物)
後期に食べられる食材(ビタミン・ミネラル)
後期に食べられる食材(たんぱく質)
手づかみ食べ
フリージングを活用
好き嫌いについて