赤ちゃんの離乳食は生後5~6か月くらいからスタートするものとされています。様々な考え方があり、もっと遅くても良い、という意見もありますが、一般的に5~6か月ごろに始めるお母さんがほとんどではないでしょうか。
では、その中でも肉はいつ頃から食べさせるものなのでしょうか。実は肉は、お粥、野菜、豆腐や白身の魚などを食べさせた後、 離乳食 後期くらいになってやっと食べさせられるのです。
肉の中でも食べさせたいのが「鶏の ささみ 」。低脂質高たんぱくで知られるささみですので、おっぱいやミルクからの栄養があったとしてもできるだけ摂らせたい食品です。
今回は、鶏のささみの活用法をご紹介します。
離乳食 鶏のささみの活用法
離乳食に向いている!ささみの栄養
鶏のささみは、胸肉の周辺の部位で、脂身はほとんどありません。あまり脂っぽいものは赤ちゃんには不向きですので、そういう意味でもささみは取り入れやすい食材です。低脂質高タンパクで、大人でもダイエット中や筋肉を付けるトレーニング中の方が積極的に取り入れています。質の良いタンパク質が摂取できるので離乳食後期に入った赤ちゃんにももちろんオススメなのです。
ささみの下処理の方法は?
まずは、白い筋の部分をきちんと取り除いて下さい。食べさせ方によっても変わってきますが、そのまま小分けにして冷凍したり、すりつぶしてから冷凍するのも手です。
オススメの調理法としては、そのまま冷凍しておいて、使う時に使う分だけを凍ったまますりおろす方法です。この方法だと、食感がなめらかになるので赤ちゃんも食べやすいです。
そのままを茹でて裂いてあげたり、食べにくそうな場合は片栗粉などでとろみを付けてあげると食べやすくなります。もしくは、火を通す際に片栗粉をまぶしておくとしっとり仕上がります。
ささみ粥
まずは鶏のささみのお粥から。赤ちゃんがその時食べている柔らかさのお粥を作ります。鶏のささみを茹で、すりつぶします。赤ちゃんの中には、ごくん、と飲みこむのがなかなか難しい子もいます。
はじめての時にはできるだけ細かく、繊維が残らないようにしてあげて下さい。お粥とささみを混ぜれば完成です。少し味を付けたい場合は、出汁をとってその出汁でお粥を作ると風味が出ます。
ささみと野菜のとろーり煮
色々な食材に慣れていく為の離乳食ですから、野菜も様々な種類を取り入れたいものです。お好みのもので結構ですが、ニンジン、じゃがいも、玉ねぎ、ほうれん草、などの野菜を細かく切ります。
昆布と鰹節で出汁を取って、その出汁で野菜が柔らかくなるまで煮ます。途中でささみも細かくほぐして入れ、火を通します。
最後に水溶き片栗粉でとろみを付けて完成です。パサつきが気になるささみ。なかなか食べにくい赤ちゃんにはこちらがオススメです。
ささみうどん
もう小麦粉デビューをしているのなら、ささみを使ったうどんもオススメです。赤ちゃんはうどんが好きな場合が多いので、よく食べてくれる可能性が高いです。こちらもお好みで色々な野菜を入れてみても良いです。
昆布と鰹節で出汁をとって、野菜などの具材を煮て、うどんを入れて合わせるだけですが、うどんには元々塩気があります。うどんの塩分が気になるな・・・という場合は、下茹でしてから入れるとよいでしょう。うどんは細かく切ってあげ、少しずつ長くしていきましょう。
ささみは冷凍できる?
離乳食は、大人と違うものを毎食作らなければならないので、家事の負担が一気に増えます。ですから、たくさん作って小分け冷凍する方法がオススメです。鶏のささみも冷凍しても良い食材ですので、冷凍保存を上手く活用してみて下さい。
お弁当用のシリコンカップや、製氷皿を使って冷凍すると一回ずつ使いやすいです。体にもよく調理もしやすく、冷凍保存もできる鶏のささみ。是非離乳食に取り入れてみて下さい。
まとめ
離乳食 鶏のささみの活用法
離乳食に向いている!ささみの栄養
ささみの下処理の方法は?
ささみ粥
ささみと野菜のとろーり煮
ささみうどん
ささみは冷凍できる?