「離乳食初期に野菜を食べよう ~野菜と果物~(前編)」では、 離乳食 初期 に食べられる 野菜 についてご紹介しました。
後編では、離乳食初期に食べられる果物と食材の注意すべきポイントをお伝えいたします。
離乳食初期に野菜を食べよう ~野菜と果物~(後編)
赤ちゃんが好きな野菜や果物
甘味が多い野菜や果物はそれだけで使用するほかにも、赤ちゃんがあまり好まない食べ物と合わせて与えると、嫌がらずに食べる場合もあります。
さつまいもはビタミンCが豊富に含まれており、加熱する事で甘味が増します。
繊維の多い皮の部分を厚めにむき、うらごしすると飲み込みやすくなります。かぼちゃはワタがあると舌触りが悪くなるため、種や皮を一緒に取り除き使用します。
とうもろこしは薄皮を向いてすりつぶす事で消化が良くなります。ベビーフードやコーンクリーム缶などの使用で調理の負担が減ります。
りんごは生でも食べられますが、すりおろして加熱することで酸味が減り甘味が増すため赤ちゃんが好む味になります。
いちごはビタミンCが豊富に含まれていますが加熱すると失われてしまうので、生のままなめらかな舌触りになるよう裏ごしします。
みかんは皮と薄皮をむき果肉のみを使用します。
離乳初期では避けたい野菜や果物
離乳初期では、かぶれやアレルギーの原因となる可能性があるさといもや山芋・長芋、さくらんぼ、もも、メロンなどや、アクが強いセロリや長ネギ、独特のニオイがある春菊やニラ、食物繊維が多く飲み込みづらいレンコンやゴボウ、パイナップル、などはなるべく使用しないようにします。
赤ちゃんは何に対してアレルギー反応を起こすかわからないため、新しく与える食材を1食に1種類にすることで、アレルギーの症状があらわれた時に食材の特定がしやすくなります。
離乳初期は楽しく食べる事が大切
離乳初期は母乳やミルクも赤ちゃんが欲しがるだけ与えてもよい時期なので、まずは栄養バランスを気にしすぎず、赤ちゃんもママも食事を楽しむ事が大切です。
また赤ちゃんの味覚は大人よりも鋭く、薄味でも十分に味を味わう事ができるため、離乳期はほとんど調味料を使用しないような薄味にし、強い刺激を与えないようにします。
しかし薄味にこだわりすぎると赤ちゃんが嫌がり食べてくれない事もあります。
そのような時は昆布だしや少量の塩で旨味や塩見をつけてあげると赤ちゃんが好みやすく食べやすくなります。
離乳初期では赤ちゃんのペースに合わせ、少しづつすすめます。赤ちゃんもママも無理はせず、楽しく食べる練習をすすめて行くことが大切です。
まとめ
離乳食初期に野菜を食べよう ~野菜と果物~(後編)
赤ちゃんが好きな野菜や果物
離乳初期では避けたい野菜や果物
赤ちゃんもママも楽しく食べる事が大切