離乳食 初期 にはどのような 野菜 を取り入れることができるのでしょうか。
離乳初期である生後5ヶ月から6ヶ月頃の赤ちゃんは、まず食べ物を飲み込むことや舌ざわりに慣れさせることが大切です。
さまざまな野菜や果物の中から、離乳初期に食べられる野菜や果物をご紹介いたします。
離乳食初期に野菜を食べよう ~野菜と果物~(前編)
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チャレンジしやすい根菜類
おかゆの次のステップとしてよく使用される根菜ですが、母乳やミルクにある旨味や甘味、塩見が根菜類にもあるため、赤ちゃんが好みやすく慣れやすい食材になります。
また表面がツルツルとしているにんじん、大根、カブは、ざらつきを感じず飲み込みやすく、柔らかく煮る事で食感を楽しむ事もできます。
にんじんは皮のすぐ近くに美味しさやカロチンなどの栄養素が多く含まれているため、調理する時はできるだけ皮を薄くむいて使用します。
すりおろした後に加熱すると裏ごしせずに食べさせる事ができ、つぶす時は小さく切ってから加熱し、フォークの背でつぶすと簡単に調理できます。
またにんじんは硬く煮るのに時間がかかるという難点がありますが、ご飯を炊く時に一緒に炊飯器に入れる事で適度な柔らかさにする事ができます。
カブ、大根は皮の近くの繊維が硬く食べづらいため、厚めに皮をむきます。大根は辛味が少なく水分の多い中央部分が離乳食に適しています。
初期では葉先を使用する葉物野菜
栄養満点の緑色の葉物野菜は離乳食でよく登場する野菜がたくさんあります。
離乳初期では茎や葉脈部分を取り除き柔らかい葉先のみを使用しますが、食物繊維が多いものは、すりつぶすのが大変なので、フードプロセッサーなどを使用するとストレスなく調理できます。
ほうれん草やモロヘイヤはアクが強いため、茹でたあとに水でしっかり洗いアクを抜きます。
小松菜やチンゲンサイ、水菜などはアクもすくなく使用しやすい野菜です。
刻んだ時は口の中にくっつきやすいため、少しとろみをつけてあげると赤ちゃんも飲み込みやすくなります。
白菜やは火を通すと柔らかくなりやすいため使用しやすい野菜です。
キャベツや玉ねぎは加熱すると甘味が出るため与えやすい野菜ですが、キャベツは水にさらしすぎると栄養分が流出してしまうため注意が必要です。
玉ねぎはすりつぶすことでさらに甘味をまし、とろりとした食感で赤ちゃんは飲み込みやすいです。
プロッコリーやカリフラワーは、離乳初期では穂先を使用しますが、柔らかくゆでると軸も使用可能です。
細かく切ってから茹でると栄養分が流出してしまうため、あまり細かく切らずに茹で、その後つぶすなどの調理をします。
レタスは食物繊維が多くすりつぶすのが大変で、赤ちゃんも飲み込みづらい食材です。
またモロヘイヤはぬめりがあるため他の食材やスープのとろみつけに使用できますが、これらは離乳初期では無理に使用する必要はありません。
後編では、離乳初期に食べられる果物についてご紹介します。
⇒ 後編へ続く
まとめ
離乳食初期に野菜を食べよう ~野菜と果物~(前編)
チャレンジしやすい根菜類
初期では葉先を使用する葉物野菜