卵は必須アミノ酸がバランスよく含まれたタンパク質やビタミン、脂質、ミネラルを含む栄養価の高い優秀な食材です。アレルギーが心配される食材の1つですが、食べて体に異常が出なければ上手に離乳食のレシピに取り入れましょう。
今回は 卵 を使った 離乳食 の レシピ をご紹介いたします。
卵を使ったレシピで離乳食を楽しみましょう
最初は固茹での卵黄を少量ずつ離乳食に混ぜてみましょう。
離乳食を生後5ヶ月頃から開始した赤ちゃんは、生後7~8ヶ月以降から卵を与えても大丈夫とされています。ここで注意するポイントとして卵は固く茹でることと卵黄のみ与えることが重要です。卵は加熱することでアレルゲンとなるタンパク質が壊れる性質を持ちます。
また、卵黄は卵白と比べてアレルギーの原因となるタンパク質を多く含みません。茹で時間が短い場合や卵白を与えてしまうとアレルギー反応を起こす危険がありますので、卵を離乳食として始める際は慎重に行いましょう。
初めはこの固く茹でた卵の卵黄を裏ごし、お湯で溶かしてあげましょう。また、おかゆやスープ、ヨーグルトやホワイトソースといったドロッとした離乳食と混ぜると卵黄がパサつかずに食べやすいです。食べる量は耳かき1さじ程度からです。1~2ヶ月の間に量を徐々に増やしていきましょう。
この時期では卵黄を他の食材の混ぜるレシピがおすすめです。
刻みほうれん草の黄身和え
<材料>
- 茹でた卵の黄身 5g
- 茹でほうれん草 5g
- だし汁 大さじ1
<作り方>
- ほうれん草を茹でて細かく刻みます。
- 黄身とだし汁と刻んだほうれん草を和えたら完成です。
ほうれん草以外にもピーマンやトマトなど、違う野菜でもアレンジ可能です。
卵黄で慣れてきたら全卵レシピを挑戦してみましょう。
卵黄が慣れてきた生後9~10ヶ月頃は食材を噛めるようになってきます。この時期から全卵を使った離乳食をあげてみましょう。簡単な全卵レシピをご紹介します。
電子レンジを使った薄焼き卵
<材料>
- 卵 1個
- 水溶き片栗粉(片栗粉1に対して水3)
<作り方>
- 卵を割り、お箸で良く混ぜたら水溶き片栗粉を加えて更に混ぜ合わせます。
- 平らな耐熱皿にラップを広げてしき、そのうえに1を少量ずつ広げて薄くのばします。
- 電子レンジ500wで約30秒加熱します。
- 粗熱が取れたらラップから卵を外します。
このレシピはご飯に巻いてオムライス風にしたり、細かく刻んであげると錦糸卵になります。
電子レンジを使った茶碗蒸し
<材料>
- 卵 1個
- だし汁 100~150cc
<作り方>
- 卵を割って溶き、その中にだし汁を加えて泡立たないようによく混ぜます。
- 茶こしを使って1をこし、耐熱容器にゆっくりと流し入れます。
- ラップをふんわりとかけ、600wで約1分加熱します。竹串をさして澄んだ汁が出てきたら完成です。
細かく刻んで加熱した人参やシメジ、ひき肉などを具材としていれても美味しく出来ます。
手掴み食べの練習にも卵を使ってみましょう。
生後12ヶ月以降には手で取って食べる練習をします。その時にも卵を使ったレシピは大活躍です。
フレンチトースト
<材料>
- 卵 1/2個
- 牛乳(粉ミルク) 大さじ2
- お好みで砂糖 2g
- 食パン 1枚
<作り方>
- 卵、牛乳、砂糖、水(大さじ1)をよく混ぜ合わせ、卵液を作ります。
- 卵液に食べやすい大きさにカットした食パンを全体に浸します。
- フライパンにバター(油)をいれ、2を両面しっかりと焼いたら完成です。
食べやすい大きさに切ってあげることで手掴み食べもしやすくなります。
まとめ
卵を使ったレシピで離乳食を楽しみましょう
最初は固茹での卵黄を少量ずつ離乳食に混ぜてみましょう。
卵黄で慣れてきたら全卵レシピを挑戦してみましょう。
手掴み食べの練習にも卵を使ってみましょう。