「離乳食後期に役立つ。献立にバリエーションを出す工夫(前編)」では、離乳食後期の献立としてふりかけやマッシュの作り方をご紹介しました。後編では、電子レンジで作るソースや栄養不足にならない離乳食の工夫についてご説明致します。
後編では、栄養不足にならない 離乳食 後期 の 献立 をご紹介致します。
離乳食後期に役立つ。献立にバリエーションを出す工夫(後編)
電子レンジで作るソース2種
レンジでホワイトソースを作るために必要な材料は粉ミルク(または牛乳)、小麦粉、バターの3つです。
耐熱容器に小麦粉(大さじ2)に、薄くスライスしたバター(大さじ1)を乗せ、ラップをせずに1分ほど加熱したあと、一度泡立て期で混ぜ合わせます。そこに粉ミルク(または牛乳)(400ml)を少しづつ加えながらさらに混ぜ、ラップをして電子レンジで3分加熱します。最後にもう一混ぜしたら出来上がります。
トマトソースの材料はトマトのみです。皮をむいてざく切りにしたトマトを、耐熱容器にいれふんわりとラップをかけます。3分ほど加熱しつぶせば出来上がります。
それぞれのスープを冷凍保存し、麺類や野菜のソース、スープなどに活用する事ができます。ホワイトソースはマッシュした野菜と混ぜても使えますし、グラタンやドリアなどにも活用できます。またトマトソースはケチャップの代わりとして使用することもできます。
栄養不足にならない離乳食の工夫
離乳食後期は糖質・タンパク質・ビタミンやミネラルをバランス良く与える必要があります。毎日3食作の離乳食をバランスを考えながら作る事がママのストレスの原因になることもあるため、できるだけ簡単にバランスの良い献立を考えるコツを覚えておくと離乳食作りが負担になりづらくなります。
まずは主食となるごはん(おかゆ)・パン・麺類(うどん、そうめん、パスタ)などと、メインのおかずになる魚や肉、豆腐などを決めます。あとは冷凍保存しておいたふりかけやソースを加えれば出来上がりです。
冷凍保存しているもをローテーションで使用すれば多くの食材を食べる事ができます。注意する点は離乳食後期に不足しがちな鉄分とカルシウムを意識的に食事に加えることです。
鉄分はほうれん草、ひじき、きな粉、赤身の肉(レバー)など、カルシウムはひじき、牛乳、豆腐などに多く含まれています。
また鉄分の吸収を助けるビタミンCが豊富なブロッコリーやイチゴ、キウイ、みかんなど、カルシウムの吸収を助けるクエン酸が豊富なレモンやリンゴなど、鉄分・カルシウム・ビタミンC・ミネラルなどが多く含まれる小松菜も合わせて使用すると効率良く吸収する事ができます。
必要な栄養素が不足しているのではと不安に感じる時は、フォローアップミルクで補うのも良い方法です。
まとめ
離乳食後期に役立つ。献立にバリエーションを出す工夫(後編)
電子レンジで作るソース2種
栄養不足にならない離乳食の工夫