赤ちゃんの食べる量が安定し2回食にも慣れてきたら、 離乳食 後期 に入ります。目安としては9ヶ月頃からですが、この頃になると動きも活発になり目が離せなくなるため、3食に増えた離乳食作りも一苦労です。そこで、簡単に 献立 にバリエーションを出す方法を紹介します。
離乳食後期に役立つ。献立にバリエーションを出す工夫(前編)
離乳食後期の進め方と便利なフリージング
離乳後期の離乳食は、大人が食べるおかゆと同じくらいの5倍がゆ程の硬さを目安にします。野菜などは歯や歯茎で押しつぶせる程の硬さにし、しっかりと噛む練習をします。慣れてきたら少しづつ硬さや大きさを調整していくと、離乳完了期にスムーズに移行していけます。
しかし離乳食後期は使用できる食材も増え、栄養バランスにも注意しなければならないため献立を考えるのを負担に感じてしまうママも少なくありません。そこで複数の食材を蓋つきの製氷器やフリージングパックなどで冷凍保存しておくと、簡単に献立のバリエーションを増やす事ができます。
冷凍するときは食品名と作成日を記入し、粗熱が取れたらすぐに冷凍庫へ、冷凍した食品は1週間を目安に使い切る、菌の繁殖を予防するため室温で解凍せず、解凍後は加熱をするという5点を守れば安全に使用する事ができます。
味も見た目も楽しいふりかけ
ご飯にもおかずにもかけられ、少し混ぜるだけで見た目もカラフルになり、赤ちゃんが興味を示しやすくなる手作りのふりかけをご紹介します。
市販品にも無添加のものがありますが、自宅でも簡単に作ることができます。食材として使用しやすいのは、かつお節、のり、大根やカブの葉、しらす、乾燥わかめ、ごまなどです。
かつお節やのりは、袋のままもんで細かくし、しらすは熱湯をかけ塩を抜き、大根やカブの葉は茹でて水気を絞り細かく刻み、わかめは水やぬるま湯でもどし水気を切ってみじん切りにします。
ごまは栄養価が高い食材ですがアレルギーの原因となる可能性があり、また赤ちゃんには消化しづらいもののため、使用するときはすりつぶしたものを少しづつ与える必要があります。
上にあげた食材のうち2から3種類を混ぜながらフライパンで炒め、水分を飛ばし冷凍保存します。ふりかけを作る際に油や調味料を使用せず解凍後の仕上げの時に味の調整をする事で、油や調味料の分量が管理しやすく、使いすぎを防ぐ事ができます。
ふりかけはご飯だけでなく豆腐や煮物、パスタやうどんなどにも幅広く使用することが出来ます。
簡単で便利なマッシュ
マッシュにしやすいものは、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、グリーンピースなどです。枝豆は大豆が育つ前のものであり、グリーンピースには大豆と同様のタンパク質が含まれているため大豆アレルギーの方は注意が必要です。
じゃがいもやさつまいもは加熱前に水にさらしアク抜きをし、かぼちゃは種やワタを取り除きます。あとは茹で、潰して裏ごしし冷凍保存します。
マッシュにしておけば、他の食材とも合わせやすく、だし汁や粉ミルクなどで伸ばすとスープとして、レンジで解凍して塩を少量加えればサラダにもなります。またスティック野菜のディップとしても活用できます。
後編では、電子レンジで作るソースや栄養不足にならない離乳食の工夫についてご説明致します。
まとめ
離乳食後期に役立つ。献立にバリエーションを出す工夫(前編)
離乳食後期の進め方と便利なフリージング
味も見た目も楽しいふりかけ
簡単で便利なマッシュ