離乳食 で しらす は手間なく使える食材です。また、しらすにはカルシウムやDHA、EPAなど、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。
骨や皮を取り除く必要もなく下ごしらえも簡単なしらすは、赤ちゃんが初めて食べるお魚にもぴったりの食材です。
栄養たっぷりなしらすを離乳食に取り入れる方法をご紹介します。
しらすで離乳食 ~赤ちゃんに必要な栄養がたっぷり~
しらすとは?
ご飯のお供としてお馴染みの「しらす」。春が旬のおいしい小魚です。でも、この「しらす」、なんの魚かご存知ですか?「しらす」とは、イワシの稚魚のこと。イワシですから、青魚の仲間です。
このイワシの稚魚を塩水でゆでて軽く干したものが、私たちのよく知っている「釜揚げしらす」。さらに、この「釜揚げしらす」をしっかり干して乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」といいます。
ちりめんじゃこは固いので、離乳食に使うのは釜揚げしらすが一般的です。
アレルギー反応の有無
赤ちゃんがしらすを食べられるようになるのは、だいたい離乳食スタートから3~4週間後。まずはお粥やお野菜のペーストに慣れて、2回食が始まる離乳食中期から食べさせはじめます。とても栄養豊富なしらすですが、青魚の一種です。
また、小さいですが卵巣が含まれています。そのため、青魚や魚卵のアレルギーが出る場合もあります。はじめて食べさせる時は、ペーストをお粥にほんの少し混ぜるだけで構いませんので、少量食べさせて様子を見ましょう。
発疹が出た場合などに早急に病院を受診できるよう、慣れるまでは午前中のうちに食べさせるようにしましょう。
しらすの栄養素
しらすは骨や内臓も含めて、お魚の栄養を1匹丸ごといただくことができます。特に豊富なのはカルシウムです。小皿1杯分(100g程度)のしらすで、1日分のカルシウムが摂取できるともいわれています。
また、しらすには魚の脂肪酸であるDHAやEPAも豊富に含まれています。青魚に豊富に含まれるこのDHAやEPA。赤ちゃんの脳の機能を高めてくれる発達には欠かせない栄養素です。
ノルウェーで行われた実験で、妊娠中や授乳中にも積極的に摂取したお母さんから生まれた子は、そうでない子に比べてIQが高いという調査結果も出ています。
しらすは他にも、血中コレステロール減少、視力の低下の抑制、ガンやリウマチの予防にも効果を発揮すると言われています。
赤ちゃんと一緒に、家族みんなで積極的にとりたい食材のひとつです。
しらすの下ごしらえ
大人には塩気が美味しいしらすですが、そのまま食べると赤ちゃんには塩気が強すぎます。必ず熱湯で塩抜きをしてから調理するようにしましょう。沸騰したお湯にしらすを入れて1分ほどゆがき、ザルでお湯を切ると塩抜きできます。
食べさせ始めなど少量しか使わない時は、茶漉しなどにしらすを入れ、熱湯をかけまわすだけでも塩抜きできます。
しらすをつかった離乳食レシピ
塩抜きしたしらすはおかゆに混ぜたり、野菜ペーストに混ぜて食べさせてみましょう。ほのかに塩気がありますので、嫌いな食材に混ぜてあげると食べてくれる赤ちゃんも少なくありません。
特にほうれん草としらすの食べ合わせは、ほうれん草の造血作用のサポートで、学習能力を高めてくれます。
また、大人には少し意外な組み合わせですが、りんごペーストとしらすの組み合わせも、好む赤ちゃんが多いそうです。
冷凍保存がオススメ
塩抜きして下ごしらえしたしらすは冷凍保存すると、いつでも使えて便利です。しらすは一回に使う量が少ないです。
蓋つきで仕切りが入った製氷皿のようなものに入れたり、ラップや保存袋に平たくのばして入れて上から筋をつけ、冷凍したあと割って小分けできるように保存すると良いでしょう。
1ヶ月ほど冷凍保存は可能ですが、早めに食べたほうがおいしく冷凍劣化もしません。できるだけ1週間を目安に使い切りましょう。
まとめ
しらすで離乳食 ~赤ちゃんに必要な栄養がたっぷり~
しらすとは?
アレルギー反応の有無
しらすの栄養素
しらすの下ごしらえ
しらすをつかった離乳食レシピ
冷凍保存がオススメ