子どもは健康ならばよく遊び、食べて、よく寝るものです。なかでも睡眠は成長には欠かすことができません。寝ている間に成長ホルモンが分泌されて、体が成長していきます。しかもその 睡眠 は 質 がたいせつなことがわかっています。
質のよい睡眠を確保するうえで、寝るための環境づくりがたいせつです。
すくすく育てる 睡眠の質を高める
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まずは睡眠時間を確保
睡眠は子どもにとって食事などとともに欠かすことのできないものです。とくに乳幼児にとってお昼寝は、まだ体力がそなわっていないので十分に確保したいものです。さらにそうした睡眠は脳をふくめた体の成長には欠かせないことがわかっています。
脳の発達に欠かせない睡眠
とくに脳の発達に睡眠がたいせつなことが知られています。このように子どもにとっては大人以上に睡眠を確保することが求められます。
子どもの睡眠時間を確保するうえで、周囲の大人の生活を一度見直したほうがよいかもしれません。どうしても大人が夜ふかしぎみの生活を続けていると、子どもは大人に合わせて夜ふかしするようになります。
子どもの睡眠を確保する
それでは子どもの睡眠を確保するためにはどうしたらよいでしょう。それにはまず子供の就寝時間が近づいたら、それ以降は大人はなるべく静かにすごすようにこころがけます。
用事があるときには別室で行うようにします。こうすることで子どもは夜になると気持ちを落ち着けてここちよく眠れます。これは質のよい睡眠を得ることに大事なことです。
子どもの夜ふかしは禁物
いつまでもゲームに夢中になって夜おそくまでやっている子どもがいます。これでは脳が活発にはたらき、興奮状態がつづいてしまいます。ゲームを夜までつづけるということは、昼間に熱中できることが十分行えていない可能性がないでしょうか。
運動や遊びなど満足できて、ここちよい適度な疲れを生み出せているでしょうか。ゲーム以外で体を動かすことが十分にできているかいま一度確認してみます。
質の高い睡眠とは
このようなゲームで頭がほてった状態から睡眠に入ろうとすると、なかなか脳は沈静な状態になれません。つまり理想的な睡眠にほど遠い状態になっています。したがって寝不足のまま朝をむかえてしまうことにつながりかねません。
これは成長期の子どもにはマイナスです。したがってこのような大人とともに夜ふかしする、おそくまでブルーライトを浴びるといったことは小さな子どものうちから行うのはよいことではありません。
まずは大人の生活習慣を見直そう
これは周囲の大人が気づいて、自分たちからあらためていくことがもっとも効果があると考えられます。子どもの習慣づけは、まず大人が率先して模範を示すべきでしょう。さらに上に示したように、昼間の子どもの生活を見直してみましょう。
昼間の陽を浴びよう
子どもの昼間の生活についてべつの面から触れてみましょう。昼間に子どもたちは果たしてどれぐらい太陽の光をあびているでしょうか。浴びすぎは禁物ですが、適度な陽にあたる外出や外遊びはどのくらいできているでしょうか。
陽に当たることで人間は、体内時計をリセットできる能力があります。それによって時差ぼけのような症状から抜け出すことができるとされています。
質のよい睡眠をよびさますには
昼間に太陽の光を浴びることで体内時計をリセットさせます。睡眠のリズムがととのえられて、本来のここちよい眠りとすることができます。外で遊ぶことで体を思いっきり動かすことができます。運動はここちよい疲れを与えてくれます。
入浴にもふれてみましょう。風呂に入ることでここちよく疲れが生じ、体を休めるよい状態にみちびいてくれます。同時に入浴によって就寝していく際の体温の調節がうまくおこなわれます。
こうした一日の健康的なリズムを築いていくことで、理想的な質のよい睡眠が得られると考えられます。
子どもは睡眠について自分で気づけない
眠りについては子どもが自分で気づいてできることではありません。周囲の大人がむしろ率先して実行することで、子供はそれをまねようとします。大人がすれば子どもはおのずとまねをしたがるものです。
このように周囲の大人がよい習慣を実践することで、子どもの質のよい睡眠をかたちづくることができます。
まとめ
すくすく育てる 睡眠の質を高める
まずは睡眠時間を確保
脳の発達に欠かせない睡眠
子どもの睡眠を確保する
子どもの夜ふかしは禁物
質の高い睡眠とは
まずは大人の生活習慣を見直そう
昼間の陽を浴びよう
質のよい睡眠をよびさますには
子どもは睡眠について自分で気づけない