睡眠時間 は 長い はずなのに疲れがとれない。現在そのような悩みをかかえている人が非常に多いようです。原因はさまざまですが放っておいた場合、日常生活に支障をきたしてしまう人も少なくありません。
今回は疲れがとれない原因、またその改善策についてみていきます。
睡眠時間が長いのに疲れが取れない!原因と対策
睡眠障害
一口に睡眠障害といってもタイプはさまざまです。しかし、すべてのタイプに共通する点は、「深い眠りにつけない」ことがあげられます。
そしていくら睡眠をとっても疲れがとれず、常に体と心の調子がすぐれない状態です。悪化した場合、精神を病むケースが少なくありません。
睡眠障害は、本人が気づいていないことが多く、気づいたときには体と心に深刻な問題をかかえてしまうのです。
睡眠障害は、根性や気合で治せるものではなく、個人の力でどうにかできるものではありません。少しでも違和感がある場合は、睡眠障害を専門にあつかう病院で検査をうけることを検討するべきです。
内臓疲労
内臓疲労とは、乱れた食生活を続けた結果、胃腸のはたらきが低下することにより起きてしまいます。内臓疲労は主に、暴飲暴食をくりかえすことが原因でおきます。
ほかにも、無理なダイエットで流動食ばかり摂取していても内蔵機能が低下する原因となるようです。内臓も筋肉と同じで、働きすぎによって負荷がかかり、疲労してしまうのです。
内臓疲労が睡眠時間を長くする原因は、内臓の機能が低下している場合、肉体の健康を回復させるための代謝に時間がかかってしまうからです。そのため、起きた直後も内臓が疲れている状態ですので、いくら睡眠をとっても体が疲れを感じてしまいます。
対策は、よく噛んでたべることです。よく噛んでたべることにより、こまかくかみ砕かれて胃にかかる負担を大幅にへらせます。また満腹中枢(まんぷくちゅうすう)が刺激され、暴飲暴食を防ぐこともできるのです。
内臓疲労が原因により、睡眠時間が長いのに疲れがとれない場合は、よく噛んでたべることを心がけるべきでしょう。
精神的な疲労
暴飲暴食をしていないのにもかかわらず、睡眠時間が長く疲れがとれない人は、精神的な疲労によるものである可能性が高いようです。
精神的な疲労は、日常生活において過剰なストレスにさらされている場合におきます。常にストレスにさらされていると、脳内に疲労物質がたまっていくのです。そして過剰な疲労物質を除去するためには、睡眠時間を長くとる必要がでてきます。
内臓疲労は、「不摂生」をひかえるだけで解消することが容易です。それに対し精神的な疲労は、ストレス社会といわれている現在の状況により、解消がむずかしい場合が少なくありません。
改善策は、たまったストレスを解消することがたいせつになります。好きなことや趣味にうちこむことで、脳内ホルモン(ドーパミン)が分泌されるようです。結果、物事にたいする意欲やポジティブな状態がうまれ、ストレスを解消することができます。
好きなこと、楽しみや趣味がない人は、睡眠時間が長くなることが必然となってしまうのです。長期化するとうつ病にかかってしまう可能性があります。ストレスをためこんで解消することが困難であると判断した場合、心療内科で受診を検討することが重要です。
睡眠の質が悪い
睡眠の質を左右するのは、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)がいかにバランスよくとれているか?につきるでしょう。ノンレム睡眠は、体の疲れ、脳の疲れを解消するやくわり、それに対しレム睡眠は記憶の整理、定着をさせるやくわりを持っています。
レム睡眠中は、浅い眠りで脳が活発な状態ですから、レム睡眠に偏ってしまうと起きた時に疲れを感じてしまうのです。原因としては、睡眠直前までストレスや心配事に悩み「緊張」を残した状態で睡眠に入ることがあげられます。
改善策は、頭を切り替えることです。仕事中は仕事だけに集中し、休日は趣味や好きなことだけに集中するとよいでしょう。はじめは切り替えがうまくできないかもしれません。しかし、意識をして心がけることで切り替えができるようになります。
まとめ
睡眠時間が長いのに疲れが取れない!原因と対策
睡眠障害
内臓疲労
精神的な疲労
睡眠の質が悪い