日本ではあまりなじみのない「シュタイナー教育」。聞いたことがないという方も少なくありません。しかしこの「シュタイナー」はこれまで知らなかった目からウロコの教育方針、理念で中には是非我が家でも取り入れたい!という部分があるかも知れません。
今回はそんな魅力いっぱいの シュタイナー 教育 についてご紹介します。
シュタイナーとはどんな教育方針なのか
シュタイナー教育とは?
まず、シュタイナー教育とは、生まれた赤ちゃんが「人間」になっていく為の「出産補助」をしていくという考え方です。「自由な自己決定」を行うことができる人間となることを目指すので教育内容ものんびりと過ごさせる、自由に過ごさせるという部分が垣間見えます。
学校ではテストは小さなものしかなく、子どもの理解度を知る為にするのみで、評価の為にはテストをしません。そして通知表には先生からの詩が書かれていたりと、とにかく自由に、のんびりとした内容です。
テレビやキャラクターはNG
シュタイナー教育には子どもにとって良い方針や理念がありますが、よく耳にするのが「テレビは見せない」「キャラクターものは一切持たせない」「自然食のみで生活する」「着るものは無地のもの」などの現在の日本ではなかなか難しいものです。
こういった目立つ部分ばかりが目や耳に入るので、否定的な意見もありますが、良い部分もたくさんあります。
シュタイナー教育では人間は7年ごとに節目を迎える?
シュタイナー教育は、ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育です。シュタイナーはもともと、思想家であり哲学者だった為、教育理念にもそのことを感じさせる内容が盛り込まれています。
シュタイナーの考えでは、「七年周期説」と言い、人間は7年ごとに節目を迎えると言います。この考え方は現在の一般的な幼稚園や学校の中には無いものです。
7歳までを第一・7年期、14歳までが第二、21歳までが第三と7年ごとに区切られ、それぞれの時期に合わせた教育理念を掲げています。
シュタイナー教育のメリット・デメリット
シュタイナー教育のメリットは、とにかく子どもが自由に、のんびり成長することができるので、穏やかに育つという点です。早期の教育的要素を排除しているので、小さいうちは文字や数字に触れることも禁じられています。
その為、自分の意思で、本当に興味を持った時期に関わり始めるので本を読む力などが急速に付いたケースもあります。穏やかで、想像力と創造力のある子どもに成長した、という声もあり、実際にシュタイナー教育を受けさせ満足している方が多いようです。
逆にデメリットとしては、現在では日本にはまだ学校も少なく、取り入れたくても取り入れにくい状況です。そして、私学の為、その学費は普通の学校に通わせるよりもかなり高額になってしまいます。
さらに、シュタイナー出身者は、「自分は周りとは違う」というような自負があり、周囲に上手く馴染めないというケースもあるようです。
この部分は取り入れたい!でも十分効果が
シュタイナーの教育を家庭でも徹底的にやろうとすると、なかなか難しいものがあります。しかし、ほどほどに取り入れるのであれば負担になったり、デメリットを感じたりせずに取り組めるという声もあります。
「七年周期説」の第一・七年期の中で、この時期は模倣の時期であり、周囲の大人は模倣されて良い存在でなければならない、という内容があります。
こういった一部分だけを参考にすることも可能です。この部分は取り入れ、我が家の教育方針にしたいと思える部分が見つかるかも知れません。シュタイナーについての本は難しいものも多いですが、読みやすいものも出版されています。
まとめ
シュタイナーとはどんな教育方針なのか
シュタイナー教育とは?
テレビやキャラクターはNG
シュタイナー教育では人間は7年ごとに節目を迎える?
シュタイナー教育のメリット・デメリット
この部分は取り入れたい!でも十分効果が