赤ちゃんが生後2か月を過ぎると始まるのが予防接種です。様々な種類を時期や回数を見ながら次々に受けていかなければならないので、お母さんは予防接種の一覧とにらめっこになる時期です。
予防接種 はただ受ければ安心、終わりというものではありません。副反応で高 熱 が出るケースがあります。いざという時に慌てない為に、事前に知っておくべきことをまとめました。
予防接種前に知っておくべき!副反応での発熱について
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副反応によって高熱が出る場合の症状は?
その発熱が、風邪によるものなのか、副反応によるものなのか、お母さんになったばかりも新米ママにはなかなか判断が難しい所です。副反応で高熱が出た場合はまず、予防接種をした当日から翌日に発熱し、37度5分以上の熱が出ます。
個人差がありますが、38度台から、40度近くなってしまう赤ちゃんもいます。そして、発熱後およそ2日程度で下がります。発熱以外に咳や鼻水などの症状がないということも特徴で、とにかく熱だけが上がるのです。
注意しなければならない症状
それならただ熱が上がって下がっていくだけか、と思われるかもしれませんが、生後数か月の小さい赤ちゃんの発熱は危険なことも多いです。夕方までそんなに高くなかったのに、夜中急激に高熱となり危険を伴うケースもあります。
一番注意しなければならないのは、水分が摂れない時です。脱水状態になると重篤になる場合があり非常に危険です。ミルクや母乳、白湯などを飲んでくれないという場合は病院に行った方が良いです。
また、3日以上経っても熱が下がらない、発熱以外にも鼻水や咳、嘔吐下痢などの症状がある場合は、副反応による発熱ではない可能性があります。
この場合は、風邪を引いている可能性が高いので、小児科の受信をオススメします。さらに、熱性けいれんを起こしたり焦点が合わないなど見るからに危険な状態の場合は一刻も早く病院に連絡するべき状態です。
発熱の際、家庭でできること
副反応での発熱は、その病原菌と子どもの体が戦っている状態です。そうして免疫を作っているのです。ですから、基本的にはただ見守ることしかできません。
高熱はあるもののさほど機嫌が悪くなったりしない子どもが多いようですが、それでも頬を赤くしフウフウ苦しそうにしていれば何かしてあげたくなります。
39度から40度のようなかなり高い熱の場合は、「ワキアイス」という商品がオススメです。ワキアイスは、子どもの両脇に小さ目の保冷剤をはさみ、ゴム紐を腕に通して背中で固定するものです。
人間の体は発熱時、リンパを冷やすと下がっていきます。脇や足の付け根部分を冷やすと効果的なのですが、子どもは嫌がってなかなかやらせてくれないことが多いです。
このワキアイスなら固定してしまうのできちんと冷やすことができます。また、水分を多く摂ることも高熱を下げる手助けをします。市販のイオン水のようなものやりんごジュースを水で薄めてたものなど、甘みがあると沢山飲んでくれるかも知れません。
予防接種後は、注意して子どもの様子を見るべき
小児科で予防接種を受けた後、摂取後30分は院内でお待ちください、と言われます。それは、急に何か危険な症状があったりした場合にすぐに処置できるようにする為です。
ワクチンの成分に反応するアナフィラキシーショックが現れると、蕁麻疹や嘔吐、喘息などの症状が出て、場合によっては意識障害を招く危険性もあるのです。発熱以外にも様々なケースがありますので、摂取後は30分経った後も安心せず安静にして、注意して子どもの様子を見ると良いです。
さらにこれを知っておくとより予防接種がスムーズになる!
大抵の病院ではその時受ける予防接種の副反応として、熱が出るものなのか、そうでないものなのか説明があったり、説明書きの用紙を配布してくれたりします。
予防接種の種類によっては発熱しないものもありますし、発疹など他の症状が出るケースもあります。説明をよく確認すると良いです。また、まだまだ授乳回数が多かったり、日中何度も眠る時期です。
摂取後に30分は帰れないということを頭に置いて予防接種の予約をし、前後の授乳などのタイミングを合わせると泣かずにスムーズに終えることができます。
まとめ
予防接種前に知っておくべき!副反応での発熱について
副反応によって高熱が出る場合の症状は?
注意しなければならない症状
発熱の際、家庭でできること
予防接種後は、注意して子どもの様子を見るべき
さらにこれを知っておくとより予防接種がスムーズになる!