トロトロの食べ物から始まった離乳食も、子供の歯が生えそろってきたり月齢があがるにつれて、幼児食へと変わっていきます。幼児食の進み具合は子供の成長具合によって変わります。
そこで、1~2歳くらいの子供におすすめの 幼児食 の 献立 をご紹介します。
離乳食卒業後の幼児食におすすめの献立
幼児食を始めるタイミングは?
離乳食の時期は、離乳食とミルク・母乳で栄養を摂っていた赤ちゃんですが、成長とともに食事だけで栄養を摂るようになってきます。ミルク・母乳を卒業して食事だけで栄養を摂り始めるタイミングが幼児食開始となります。
個々の成長によって変わりますが幼児食開始の目安を確認してみましょう。
歯が10本ほど生え揃っていますか?食事は1日3回のリズムに近い形で摂っていますか?自分で食べ物を食べようとしますか?水分(お茶や水)をコップで飲んでいますか?以上、4つの項目で「だいたい当てはまる」となれば、そろそろ幼児食を始めても良い頃です。
幼児食で注意する点は?
離乳食を卒業したからといって、いきなり大人と同じ濃い味付けにするのはNGです。幼児食は離乳食の延長と考えて、薄味でしあげるようにしましょう。
栄養バランスが取れた献立を考えるのもポイントです。少しずつ子供が一人で食べられるように練習もしていきましょう。手づかみでも食べてくれればOKと考えて、スプーンやフォークの使い方は後々ゆっくりと教えるようにしましょう。
ご飯を食べながら遊んでしまったり、用意した食事を全部食べきることができなくても食事を始めてから30分くらいが経過したら、片付けてしまいます。また、食材の好き嫌いが出てきたと感じたら、苦手なものを細かくするなどして食べられるように工夫をしましょう。
幼児食を作るにあたって食事に取り入れたい栄養素としては、カルシウム・鉄分・食物繊維があります。骨を丈夫にしたり、貧血予防になったり、便秘解消に、となってくれる栄養素ですので不足しないように気をつけましょう。
1~2歳におすすめの幼児食の献立
いろいろな野菜を食べられるようにしたい幼児食では、たくさんの野菜を入れたお味噌汁やスープを献立に入れると便利です。
ニンジン・玉ねぎ・キャベツ・ジャガイモ・トマトを1cm角より小さめに切り、具が柔らかくなるまで煮たら塩で味付けをします。汁ものとしては、けんちん汁もおすすめです。肉は入れずに、薄味で野菜たっぷりのものを作りましょう。
子供が大好きなメニューとしては、オムライスもおすすめです。玉子・野菜・ご飯が一緒に食べられるので好き嫌いもしにくくなります。完成したオムライスには、ケチャップで顔を書いたり子供の名前を書いてあげると喜ばれます。
ご飯と野菜が同時に食べられる献立であれば、五目炊き込みご飯も良いでしょう。
大人用のおかずとも一緒に作ることができる献立としては、ポテトサラダがおすすめです。ジャガイモ・ニンジン・キュウリ・ハムを使ってサラダを作り、子供の分を取り分けた後で大人用に味付けをすれば1度の手間で幼児食と大人用の副菜が完成します。
ポテトサラダと同じ要領で茶碗蒸しも幼児食と大人用の食事として作りやすい献立となっています。中に入れる具材に工夫をするだけで、見た目も大人と同じしあがりになりますから、家族揃って同じものを食べている気分が味わえます。
カルシウムやビタミンの不足が気になるようであれば、上記の献立にデザートとしてフルーツを添えたり、ヨーグルトや牛乳を添えるのもおすすめです。
家族揃って食卓を囲み「食事は楽しい」ということを知ることが、幼児食では大切です。子供と一緒に買い物に行って食材を選ぶ時から「今日はニンジン買うよ」などと声をかけつつ、食育も同時に進めていけるといいですね。
まとめ
離乳食卒業後の幼児食におすすめの献立
幼児食を始めるタイミングは?
幼児食で注意する点は?
1~2歳におすすめの幼児食の献立